2010-04-02から1日間の記事一覧

光媒の花  道尾秀介

人間の心の奥底を描いた連作短編集です。前の話の登場人物があとの話では主人公になっていたり、ちらりと顔をのぞかせたりしています。 表紙がとても美しいので、つい手に取りたくなる本です。 「隠れ鬼」 印章店の店主は、認知症になった母親が描いた笹の絵…