センター・オブ・ジ・アース  監督 エリック・ブレヴィグ

ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」をもとにした冒険ファンタジーです。
映画館では3D映画として公開されたところもあるようですね。確かに3Dだと迫力あったでしょうね~。

ヴェルヌの文庫を前に集めていたことがあって、集英社文庫版はかなり持っているのですが、この「地底旅行」は集英社からは出ていないのかな?持っていない上未読です。

映画は、ヴェルヌが「地底旅行」の本に書いたことは本当だと信じる学者が行方不明になり、ヴェルヌの本に残されたメモを元に彼の後をたどる、というストーリーになっています。

地底の岩盤の中に巨大な空洞があり、太古の生物が生き残っているという設定はよくありそうな感じですが、火山の縦穴を通じて地球の真ん中まで降りるというのは当時としては画期的な発想なのではないでしょうか。
疑似太陽?によって育っている植物、巨大なきのこの森、発光する小鳥、強力な磁場により空中に浮いている岩石など、ユニークなモチーフが地底探検を楽しいものにしてくれます。私は、特に地底の中に海があるというのが面白いと思いました^^

ロッコで坑道を駆け抜けるシーンはインディ・ジョーンズを思い出したし、ティラノサウルスジュラシック・パークの迫力には負けましたが、全体的に「古き良き時代のSF」的な雰囲気が漂っていて、残酷なシーンも全くなく、気軽に楽しめる作品です。

主役のブレンダン・フレイザーは「ハムナプトラ」シリーズの俳優さんですが、ちょっと三枚目風な味があって、格好良すぎないところが好きです^^この映画の雰囲気作りに一役かっていると思います。最近冒険ものづいてますが、感じの良い俳優さんなので、他の作品も見てみたいです。