新刊書店にて

久しぶりにちょっと遠出をして大きな新刊書店に行きました。

夏休みに向けて、出版社も毎年恒例の文庫フェアをしてます。このフェアが始まると、もうすぐ夏休みなんだなあと思い、自分は休みでないのになんだかわくわくして来るのです^^
私はこの小冊子をもらうのを楽しみにしていて、「新潮文庫の100冊」「集英社文庫ナツイチ」「角川文庫夏の100冊」は必ずもらってます。前はハヤカワ文庫からも出ていて、この冊子が一番好きだったのですが、いつの間にかなくなっていました。残念。
新潮のは、本の紹介だけでシンプルですが、集英社のには、作家さんに初めて集英社文庫で自分の本が出た時のエピソードが載っています。伊坂さんは今回出た「終末のフール」が初なんですね。角川のには、太宰治の新装版カバーにたずさわった梅佳代さんと祖父江慎さんの対談が載っています。
また、各社文庫を買うとおまけがつくことになっていて、新潮は2冊でパンダのマスコット、集英社は1冊で蜂さんストラップ、角川は2冊でブックカバーです。私はストラップがほしかったので、小路さんの「シー・ラブズ・ユー」を買いました。蜂さんが本を開いて読んでる、一番ほしかったのが当たったので嬉しかったです^^

角川文庫を見ると、100冊の中にヴェルヌの「海底二万海里」が入っていました。その表紙が、いかにも昔のSFという感じの極彩色のイラストだったので、思わずほしくなりました。でも、「海底二万海里」はもう2バージョンも持っているのでした…。というわけで諦めました^^;

今回一番の収穫は、本の雑誌社から出ている「SF本の雑誌」です。巻頭のSFオールタイムベスト100から、ラストの「SF者用語辞典」まで、隅から隅まで楽しめる本です。
最近ブログで話題になっていた「トリフィド時代」が「ポストホロコーストSF」の第一位に選ばれていたり、「へんないきものが出てくるSF」に先日読んだ「地球の長い午後」がベスト10入りしていたり、過去の「本の雑誌」に載っていたフレドリック・ブラウンの記事が再掲載されていたりと、個人的にも嬉しい内容でした。
雑誌にしてはちょっと高いですが、SF好きなら必携だと思います^^

他にも森見さんの新刊「宵山万華鏡」や、有川浩さんの「植物図鑑」、長野まゆみさんの「お菓子手帳」など気になる本がありましたが、とりあえずチェックするだけにしました。
ひさびさに充実した新刊書店での時間でした^^