にっぽん全国100駅弁 櫻井寛

              

今日は駅弁記念日だったらしい。

そんな日に読み終わったのがこの本です。

元々駅弁は大好きだけど、駅弁を旅の途中に食べる事はほとんどないです。

旅の食事は休憩を兼ねて落ち着いて食べられる店で食べたいので。

 

駅弁の良さは地域の名産が必ず入っている事と、パッケージを含め旅情が感じられる事。

だから、地元のスーパーなどで行われる駅弁フェアには必ず買いに行きます。

遠くに行かなくても楽しめるし、大規模なものだと、何十種類もの駅弁の中から選ぶ楽しみもあります。

毎回広告を見ながらにらめっこするのが恒例です。


広告から選ぶ時にはたいてい、肉系の弁当と海産物系の弁当とで悩むのですが、この本では様々な駅弁が取り上げられていて、一概に肉、海産物とは言えないのも魅力的なのです。


季節によって変わるおこわが入って、様々なおかずがぎっしりの「湖北のおはなし」は自分がいくつになっても飽きずに食べられそうな駅弁です。


野菜寿司など変わったご飯をメインにしていて、盛り沢山のおかずの龍馬弁も気になります。

 

チキンライスにたっぷりの唐揚げという、子供も喜びそうな東京駅の「チキン弁当」は50年以上前に発売になり、いまだに大人気だとか。


駅弁フェアではいつも悩む候補に入る「神戸のあっちっちステーキ弁当」付け合わせの野菜も、コーンや揚げポテトなどいかにもステーキで付いて来そうな物なのが良いですね。


海産物系で悩む北海道の駅弁 本では稚内の「最北海幸めし」でしたが、かに、イクラ、ウニは北海道の海の幸ベスト3だと思ってるので、これが揃って乗っていれば食べたくなるのも必然です。


作者の方は駅弁界では有名な方らしく雑誌に連載も持っておられるようで、その時同時に掲載されているのか駅弁漫画のワンシーンも共に載っているのがまた楽しいです。

地方の写真ともちろん駅弁の写真もとても魅力的で、駅弁の由来なども書かれていて読み物としても楽しいです。

駅弁好きの方全てにお勧めしたい本です。