9の扉
次の作家さんにお題を渡して、それにちなんだ物語を書いてもらうリレー短編集です。作風に一癖ある、個性的なメンバーが揃っています。
作品ごとに字体が異なっているのがユニークです。装丁もタイトルに合わせた感じです。
作品ごとに字体が異なっているのがユニークです。装丁もタイトルに合わせた感じです。
「キラキラコウモリ」 殊能将之 (コウモリ)
「きらきら星」の替え歌、「カラスと机はどこが似ているか」の問いで、これは「不思議の国のアリス」なんだな~と気づきました。それを頭に置くと、登場人物がお茶会のメンバーだと分かりますね^^ウサギが時間を気にしてるとか、メンバーの特徴を生かした設定が面白いです。
「きらきら星」の替え歌、「カラスと机はどこが似ているか」の問いで、これは「不思議の国のアリス」なんだな~と気づきました。それを頭に置くと、登場人物がお茶会のメンバーだと分かりますね^^ウサギが時間を気にしてるとか、メンバーの特徴を生かした設定が面白いです。
「ブラックジョーク」 鳥飼否宇 (芸人)
さすが鳥飼さん、芸人ネタをうまくさばいてくれてます。題名通りの展開もいいですね。でもラストの台詞、永井の「やまむん~」にした方が良かったんじゃないでしょうか。
さすが鳥飼さん、芸人ネタをうまくさばいてくれてます。題名通りの展開もいいですね。でもラストの台詞、永井の「やまむん~」にした方が良かったんじゃないでしょうか。
ラスト3編が特に良かったと思います。殊能さんのはストーリーより設定が気になりました(笑)あとがきがラストの辻村さんから逆にリレーしてるのも面白かったです。
リレー小説ということで、個性的な作家さんの面々も、少し抑え気味な感じがしました。でも、こういう企画は楽しいですね^^他の作家さんでまた読んでみたい気もします。
リレー小説ということで、個性的な作家さんの面々も、少し抑え気味な感じがしました。でも、こういう企画は楽しいですね^^他の作家さんでまた読んでみたい気もします。