新年、初古本屋巡り

お正月も終わりましたが、おせちとお雑煮食べて初売りに行ったほかはあまりお正月らしいことをしませんでした。どっちかと言えば寝正月…^^;
でも初古本屋巡り(新しいんだか古いんだか…)に行ってきました。今回は昨年末に行ったところとは違う方向へ。

最初に新刊書店「フタバ図書」に行きました。西日本メインの本屋ですが、東京にも何店舗かあるらしいです。行ってびっくりしたのが、前に行った時にはなかった、古本の販売をしていたことです。同じフロアの中に新本コーナーと古本コーナーがあって、新本で平積みになっている本が、すぐお隣で古本で売られているという珍しい光景でした。本自体が売れないっていうことが背景にあるからでしょうか。
伊坂さんや森見さんなど人気作家の本は定価の8割くらいでしたが、冊数が多く、100円コーナーもあってなかなか楽しかったです。
ここで買ったのは、

「午前0時」
 朱川さん、恩田さん、貫井さん、近藤さん、桜庭さんなどの人気作家の、真夜中をテーマにした
 アンソロジーです。単行本ですが100円でした。

あとは全部文庫です。
「粘膜人間」 飴村行
 話題のホラーです。「粘膜蜥蜴」の方が読みたかったのですがありませんでした。

「時の娘 ロマンティック時間SF傑作選」
 前から探していた海外物のアンソロジーです。これが見つかったのが一番の収穫でした。

「ボートの三人男」 J・K・ジェローム
 コニー・ウィリスの「犬は勘定に入れません」が下敷きにしているユーモア小説です。
 これを読んでから「犬は~」を読みたいです。

「聖者の行進」 アイザック・アシモフ
 映画「アンドリューNDR114」の原作、「バイセンテニアル・マン」が入っている短編集です。

次はぶくおふH店です。

単行本です。
「カーの復讐」 二階堂黎人
 ミステリーランドです。「カー」ってディクスン・カーかと思ったらエジプトの死者の魂でした。
 何とルパンものだったんですね~。面白そうです。

ジョーカー・ゲーム」 柳広司
 前にも見つけていたのですが、やっと読んでみる気になりました。

「月明かりの闇」 ジョン・ディクスン・カー
 こちらは正真正銘、カーの作品です。フェル博士の最後の事件だそうです。単行本でしたが
 100円で買えてラッキーです^^

文庫本です。
「赫眼」 三津田信三
 三津田さんの本は面白そうだと思って何冊か買っていますがいまだに読めていません…^^;

「黒い天使」「恐怖の冥路」 コーネル・ウールリッチ
 アイリッシュ&ウールリッチ大好きですが、これは持っていない作品だったので。

「皇帝のかぎ煙草入れ」「カー短編集1」 ジョン・ディクスン・カー
 100円でした。カーって学生の時にいくつか読みましたが、本はほとんど持ってないです。
 今年は本格を読もうと思ってるので代表格のカーは押さえておきたいです。

最後にぶくおふY店へ。
ここでは単行本全品500円セールをやってました。

「鯨の王」 藤崎慎吾
 児玉清さんと北上次郎さんの推薦文が帯に載ってたのと、海洋エンタテイメントという言葉に
 惹かれて買いました。

虐殺器官」 伊藤計劃
 ベックさん大推薦の本です。裏表紙のあらすじを読んだ限りでは私の得意分野じゃない感じ(軍事物) でしたが、中をめくってみると意外に読みやすそうでした。

またもや私設図書館を圧迫するほど買ってしまいましたが、市の図書館に出てない本や、順番待ちが長そうな本が中心だから…と言い訳してみたりして^^;
結局、古本屋巡りは楽しい、ってことですね(笑)