オレンジデイズ

テレビで「オレンジデイズ」一挙放送をやってました。ドラマの放送当時は見てなかったのですが、友達が「このドラマはいい!」と絶賛してたので、ちょっと見てみたらはまってしまい、最後までずっと見続けることに^^;

主役は妻夫木くんと柴咲コウ。友人役で私の好きな瑛太と成宮くん。白石美帆上野樹里小西真奈美柏原崇沢村一樹永井大とかなり豪華な出演陣です。

沙絵(柴咲)はバイオリニストでしたが病気で聴覚をほとんど失い、話すこともできなくなります。大学で櫂(妻夫木)と知り合い、櫂が手話が堪能だったため交流が始まります。沙絵は障害のために自分に自信が持てず、櫂にも素直な自分をなかなか見せられません。本当には思ってもいないことをわざわざ口に出してしまう沙絵には歯痒くなるほどです。櫂はほんとに辛抱強く思いやりがあり、沙絵がひどいことを言っても、それを理解し受け止めるだけの大きさがあります。それでも時にはけんかになってしまうこともありますが^^;

一方で啓太(瑛太)は茜(白石)のことが好きで何とかアプローチしようとラブレターを書きますが、長文過ぎる手紙のためなかなか仕上がらず、いつ見ても手紙を書いている状態に^^;しかし、茜は翔平(成宮)が気になり、翔平もいつしか…。今回瑛太は損な役回りですね^^;成宮くんの演技はやはり目を惹きます。瑛太も、成宮くんの存在感の前ではちょっと霞んでしまっているのが残念です^^;
5人の恋模様を中心に、それぞれが生きる方向を見つけることと、沙絵と櫂が障害と向き合い、乗り越えていく姿も描いています。

このドラマを見ていると、大学時代のことをすごく思い出して、懐かしくなりました。ドラマで「青春してる」と言ってたような、男女グループで遊びに行ったり、集まって食事をしたりということを私もよくやってたからです。海に行った時に、夕暮れ時になって男子たちが沖の岩に石を投げて届かせる競争をしていて、それを応援しながら眺めていた時なんか、「青春だなあ…」と思いましたから(笑)

北川悦吏子脚本なのですが、「愛していると言ってくれ」に似てるなあと思いました。こちらも聴覚障害者の恋愛を描いています。片方が相手を信じられなくなり、先走って他の人の所に行ってしまうところが同じでした。ところどころ似た台詞や場面もありました。女性の方が「一緒にCDも聴けない」というところ、障害を持つ人の方が、相手が手話をするのを「あなたまで耳が聞こえないと思われる」と言ってやめさせるところ、初めて声を出したのが恋人を必死に呼び止めるための名前だったことなどです。「愛している~」の方では女性が高い所になっているリンゴを取ろうとするシーンがありましたが、「オレンジ~」ではオレンジでした(笑)もしかしたら、「愛している~」を思い出させるような作りにわざとしてあるのかな、と思いました。

出演者のうち、妻夫木くん、柴咲コウ瑛太白石美帆小西真奈美沢村一樹は手話のシーンがあり、大変だっただろうなと思いました。特にコウちゃんはずっと手話のシーンばかりなのですごいですね。

終わり方も気持ちが良くて、とてもいいドラマでした。半日つぶれましたが、それだけの価値があるドラマだったと思います^^