2010ベスト10雑誌雑感

今年もやって来ました、年末恒例ベスト10雑誌の時期です。土曜出勤の代休の今日、買っておいたのをじっくり読もうと楽しみにしていました。昨年はベスト10のうち一冊くらいしか読んでないという、いかに新しい本を読んでないかが露呈した自分でしたが、今年はホッとしたことに国内物は半分くらいは読んでました。これも図書館のおかげです。図書館はお財布と相談せず、新しい本が出てたら即予約して、回ってきたら読まずにはいられない…こういうシステムが私を新しい本と出会わせたのですね。ありがたいことです。

対象作品の発行時期のずれによって、各社多少の違いはありましたが、やはり「悪の教典」「叫びと祈り」「マリアビートル」あたりははずせませんね。「悪の教典」は当然「本格ミステリ」には入ってませんが。「このミス」によると、ハスミンツイッターは貴志さん自身がほとんどツイートしておられたそうです。驚きですね。「隻眼の少女」はAmazonで長いこと品切れだったので、よほど売れたのでしょう。図書館で予約済みですが、年内には回ってこない感じです^^;先日読んで衝撃だった「アルバトロスは羽ばたかない」の評価が高かったのも嬉しかったです。「このミス」の評者では刀城言耶シリーズを楽しみに生きておられる人も…。毎回評価が高いこのシリーズを「首無」で挫折してる私ですが、いつか「厭魅~」から順番に読んでみたいと思ってます。芦辺さんの「綺想宮殺人事件」はサイン本まで持っていながら読んでません。他に興味があるのは「謎解きはディナーのあとで」「なぎなた」「こめぐら」「琉璃玉の耳輪」あたりでしょうか。東川さんの作品はあまり図書館に入ってこないんですよね。前に「ここに死体を捨てないでください!」を希望出して買ってもらったくらいなので。でもあれからいつ見ても棚にないので、貢献したなとひそかに思ってます(笑)「謎解きは~」も購入希望出そうかな~。道尾さんの作品は票割れもあったでしょうが、暗めの作品が多かったということで今ひとつでしたね。

海外物は読んでませんね~。昨年のベスト10雑感を読んでも、絶対読もうと断言した本でさえ読んでません^^;今年は私的ベスト10は海外物はベスト5くらいでじゅうぶんかなと思ってます。ベスト20入りした中で唯一読んでいたのが「機械探偵クリク・ロボット」です。とっても面白かったのでこれはぜひおすすめしたい作品です^^読んでみたいのはキープ済みの「ラスト・チャイルド」「ノンストップ!」他には、若き日のポーが活躍する「陸軍士官学校の死」オコンネルのひさびさのノンシリーズ「愛おしい骨」、「卵をめぐる祖父の戦争」あたりです。今年中に一冊くらいは…ムリかなあ^^;
他とはひと味違うベスト10の「本の雑誌」で推されていた「ハンターズ・ラン」はきのう図書館で借りてきたので次はこれですね。「SFが読みたい!」が出るのはまだまだ先なのですが、それでの位置づけも気になります。

今年が終わるまであと三週間。私的ベスト10に載ることになる作品、まだまだ入れ替わりあるのか…な?