神様のカルテ 監督 深川栄洋

公開初日、見てきました^^地元の映画館に来なかったので、1時間かけてワーナーマイカルシネマズに行ってきました。

2時25分からの回で、ネット予約してたので事前に発券しに行ったら、メールの着信音が。なんと翔くんからのメールでした。つい先日スマホがジャニーズwebに対応したばかりなので、嵐からのメールは初めてもらいました。映画への思いと髪型のこと(笑)が書かれていました。いいタイミングで来たな~と思いました。初日に見に行って良かったです。最後の「神様のカルテくん」は「怪物くん」のまねですね(笑)

さて映画です。原作は読んでました。気になっていたのが、一番好きな、学士と桜のシーンがどう描かれているのかと、特徴的な一止の話し方についてです。原作ではその文語調な話し方がモリミーを彷彿とさせて、とぼけた味わい全開なのですが、映画では少し古風かな、と思わせる程度であまり気になりませんでした。でも、そのせいで「私は妻のある身だ」っていう笑わせる台詞が、笑っていいのか微妙でした^^;

カスヤさんのイラストとは違い、くるくるパーマに眼鏡、なで肩に白衣が力の抜けた雰囲気を醸し出しています。いつもの歯切れの良さとは真反対で、自分の思ったことをぽつりぽつりと噛みしめるように話す様子が印象的でした。
宮﨑あおいちゃんは、原作のイメージそのままの、かわいらしくて温かいハルでした。
寝る間もなく、何十時間も連続で働き続け、疲れて帰ってくると、ハルが笑顔で「お帰りなさい」と言って迎えてくれます。それだけで一止が癒されていることが伝わってきました。

桜のシーンは、予告やメイキングも全く観ていなかったので、ああ、こんな感じなんだ、と思いました。御嶽荘のみんなが万歳で学士を送り出すシーンには泣けました。学士が頭を下げたとたん、リュックから男爵手作りの桜の花びらがはらはらと落ちてくるのが好きでした。原田さんも岡田さんも、御嶽荘にずっと住んでる人という感じで違和感なかったです。

物語のメインである安曇さんのエピソード、加賀まりこさんの演技が素晴らしかったです。加賀さんは、このオファーがあった時、世間に持たれているイメージから、ほんとにいいの?と思ったそうですが、さすがでした。一止が安曇さんのためにびっしりと書いたカルテを見て、この先生に看てもらいたい、この病院にいたいという思いが痛いほど感じられました。

原作はコミカルなところがわりと強調されているので、どちらかというと映画の方がダイレクトにテーマが伝わってくるような気がしました。
屋上のシーン、安曇さんの手紙を読むシーン、一止が家でハルの顔を見てから泣いてしまうシーンは涙なしには見れません;;
パンフレットを買って帰ったのですが、中に安曇さんの手紙が折り込み原寸大で載っていて感激しました。これを読み直すとまた泣けてきます…><
多くのシーンで流れる辻井さんのピアノが、とても優しく心に響いてきます。

帰ってから、今日の昼に放送されて録画していたメイキング番組を見ました。翔くんが最後に、「人は寄りかかりながら生きていってもいいんだ、人に頼りながら生きていってもいいんだと再確認できる作品となっています」と言ったのがとても心に残りました。