嵐の明日に架ける旅

「ニッポンの嵐」という本が大好きです
嵐さん達が日本のあちこちに出かけていって、その場所で働いている人々の生き方や、仕事にかける情熱を伝える内容です。初めて読んだ時は感動しました。考えてみると、この本について書いたのが、嵐さんのことを書いた初めての記事でした。
 
今回の番組は、この本と趣旨を同じくしています。
嵐さんがVTRを観ながら語り合ったり、おみやげを渡したりするのも、「ニッポンの嵐」の最後の感じと似ていていいなあと思いました^^
 
始めはニノです。それぞれ「オレからいくよ」って言って、ニノが手を挙げたら「どうぞどうぞ」っていうダチョウ倶楽部のネタをやってました(笑)
老舗の醤油屋さんを訪ね、3世代に渡る醤油造りへの思いを聞きました。最初は醤油屋を継ぐ気がなかった7代目の気持ちが変わっていったこと、面と向かっては言わないけれど、6代目の仕事ぶりを認めている5代目の気持ちなど、温かい家族の絆を感じられる内容でした^^
 
次は相葉ちゃんです。30年ぶりに後継者ができたという有明海のむつかけ漁をする漁師さんに会い、伝統の技を守ることの大切さを聞きました。
相葉ちゃんも挑戦しましたが、やはり一朝一夕にできるものではないですね。途中で飽きて疲れちゃってる相葉ちゃん^^;
こんな風に、後継者を必要としてる、すたれそうな技術って他にもいろいろとあるんでしょうね。でも、それを守り続けようとする人々の努力、素晴らしいと思いました。
 
3番目は翔くんです。大学を卒業後、実家の農家を継いだ25歳の女性の元を訪ねます。私の知り合いにも、わざわざ都会から農業をするために来ている人がいるのですが、農業にかける意欲というのはほんとにすごいです。翔くんも、女性の農業への思いを聞いて感じるものが多かったと思います。
せっかくの卵かけご飯だったのに、お醤油忘れて行っちゃったんですね^^;醤油屋を取材したニノがツッコむのも無理ないです(笑)卵かけご飯大好きな大ちゃんのガチ食いがかわいかったです
おみやげにお茶碗があったらしいのですが、放送ではなかったですね。
 
4番目は潤くんです。世界に認められる、個性的なカバンを作っている工場を訪れます。潤くんが必ず会社の全員で食べるという昼食を共にして、従業員の方の話をうかがっていましたが、お互いの信頼関係が強く感じられました。一度倒産しているのですが、周囲の人々に支えられて立ち直り、会社をここまでにした社長さんの姿が感動的です。
好きな物を作りたい、というこだわりの気持ちが、潤くんが言うようにかっこいいですね。
 
最後は大ちゃんです。宮城県女川市のご当地ヒーロー、イーガーを支える人達を訪れます。大ちゃんが女川市のさかな祭りに顔を出したことは知っていましたが、この番組の一環だったのですね。
今もなお、無惨な被害の跡が残る女川市。大ちゃんも言葉を失っていました。でも、そんな中、地元の復興と、人々の心を支えるために活動する青年団の人達。津波で、イーガーのテーマ曲を作った方が亡くなったそうです。さかな祭りでのショーで、イーガーを演じている人が「生き残った我々が、今を一生懸命生き抜いて、一致団結して女川を日本一の町にしていく」と話すのを聞いて涙が出ました。「生きる」という言葉に、本当に重みが感じられたんです。大ちゃんも感動したと言っていました。
 
最後にメンバーが1人1人感想を話して、最後に大ちゃんが、
「もっといろんなヒーローに会いたい」
って言ってましたが、ほんとはご当地ヒーローっていう意味じゃなくて、それぞれの場所で活躍している人々のことを言ったんじゃないのかな?と思いましたが…。
でも、みんなにツッコまれたんでそういうことにしちゃったのかな、とも思いましたがどうなんでしょう(笑)
 
アナウンサーもいなくて、ほんとに嵐さん達だけで進行してる番組でした。VTRの間の雰囲気はいつも通りの嵐さんで、NHKだからと言って堅苦しい雰囲気もなくて、とっても楽しかったです^^すごくいい番組でした。またこんな番組が見たいです