映画 ひみつのアッコちゃん  監督 川村泰祐

翔担も私も子供時代大好きだった「ひみつのアッコちゃん」。当時買った魔法のコンパクトは今もちゃんとありますそれが実写化ということで、翔担に誘われて行ってきました。

大人に憧れるアッコちゃんは、魔法のコンパクトの力を借りて大人になり、化粧品会社に勤務することになりますが、会社内の権力争いに巻き込まれます。

アッコちゃんを演じる綾瀬はるかさんは、少女っぽい天真爛漫な感じがぴったりです
ちょっとレトロな感じのするファッションもよく似合っていました
始めは会社での礼儀や基本的な仕事の仕方も分からず失敗ばかりのアッコちゃんですが、
今どきの小学5年生はもっと要領も良く、これほど無邪気ではないような気がします^^;

化粧品会社の上司早瀬に岡田将生くん。岡田くんは色白で、唇もまるで紅を差しているように赤いです。
この映画での一番の美人ですアッコちゃん憧れの王子様役としてはぴったりですね
開発畑にいたこともあり、化粧品にかける情熱は人一倍で、仕事について語る様子が熱いです
岡田くんはいい役の時も悪い役の時もはまって見えるので上手い役者さんなのでしょうね。
この人の持つ空気感が好きです^^

キャストが大物揃いで、対立する上司に谷原章介さん。元社長に大杉漣さん。谷原さんを操る黒幕に鹿賀丈史さん。あと、鏡の精役になんと香川照之さん。思い出せないけれど、鏡の精ってあんな強面でしたっけ^^;
アッコちゃんが上司や元社長に変身するので、谷原さんや大杉さんがアッコちゃん風かわいい動作と声で演じてるのがめちゃ面白いです(笑) 劇場でも笑いが起こってました^^

早瀬が、アッコちゃんをかわいいなあと思っているのが、観ている側でも同じように感じるんです。一生懸命さがすごくかわいくて、ほのぼのした気持ちになります
子供らしい考えで、会社のためにがんばっていたつもりが、ずるだったと気づいて、自分の力でがんばろうとするところがいいなあと思いました^^

株主総会でのアッコちゃんの演説をみんな静かに聞いているのがちょっと不自然かなと思いましたが、筆頭株主役のもたいまさこさんと、守衛役の塚地さんがすごくいい味出してます。2人のおかげで締まったいいシーンになってました。

ラストは、こうだったらいいなという予想が当たりましたが、前にアッコちゃんが言っていた面白い台詞があって、それがまたラストに印象的に使われていて良かったです

大人になると忘れてしまうことを思い出させてくれるような、ちょっとジーンとさせられるところもある、なかなか良い映画でした