老舗の古書店で

ひさびさに、老舗の個人経営の古書店に行ってきました。
ビブリアほどではないけれど、けっこう珍しい本もあります。遠いのでなかなか行けないのが残念です。
今まで、なじみの古書店に行ってみたら閉店していたという悲しい思いを何度もしてきたので、この店だけはつぶれないでほしいものです。

今回ここで見つけた本は、掘り出し物でした。
「ドリーム・マシン」  クリストファー・プリースト
マトリックス的な設定のSF恋愛小説。プリーストの作品にもいくつか絶版になってるものがあって、これはその1つです。

「妻という名の魔女たち」  フリッツ・ライバー
サンリオSF文庫です。創元から1度復刊されているのですが、これも絶版です。
それほど珍しいものではないと思いますが、作者名に惹かれて買いました。

「世界ショートショート傑作選1」  各務三郎
3巻まで出ているうちの1冊です。この本、表紙はくたびれているのに、小口や中はすごくきれいでびっくりです。(昭和54年刷)
スレッサーシェクリイ、ブロック、コリア、ブラウン、ダール、ブラッドベリなど名だたる作家の名前が並んでいます。

「世界短編傑作集 1,5」  江戸川乱歩
実は1はもう持っていたのですが、表紙のデザインがストライプで珍しかったので買いました。

「ポオ小説全集 2」
半分以上が「ゴードン・ピムの物語」です。この全集を集めようと心に決めました。


このあとはぶくおふです。
古本単行本です。

「本屋さんで待ち合わせ」  三浦しをん
書評&本についてのエッセイです。これは読書好きとしては押さえておくべきですね。

古本文庫本です。

「僕は長い昼と長い夜を過ごす」  小路幸也
特殊な睡眠時間を取る体質を利用して生活する主人公が事件に巻き込まれるサスペンスです。

公開処刑人 森のくまさん」  堀内公太郎
森のくまさんという可愛らしい語感と、公開処刑人という肩書きのギャップがすごいですね^^;

「驚異の発明家の形見函 上下」  アレン・カーズワイル
ある発明家の数奇な運命を、形見函にしまわれた品々を通して語る物語です。
前からすごく気になっていた本でした。でもAmazonで見たら、電子書籍版しかありませんでした。
表紙が魅力的なのに…。

「宙の地図 上下」  フェリクス・J・パルマ
「時の地図」の続編です。このシリーズすごく面白そうです。

「黒き計画、白き騎士」  ケイジ・ベイカ
時間結社「カンパニー」のエージェント達が遭遇した事件を描くシリーズ物の連作短編集です。

「厭な物語」(アンソロジー)  A・クリスティー
ブロ友さんおすすめのアンソロジーです。
裏表紙をめくると、「厭な物語たち」としてキングの「1922」やトゥローの「推定無罪」などが紹介されてたので笑いました(笑)