ホビット 思いがけない冒険  監督 ピーター・ジャクソン

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ホビット 竜に奪われた王国」が近日公開ということで、見逃していた前作をようやく観ました。

ロード・オブ・ザ・リング」の60年前。「ロード~」の主人公フロドの叔父、ビルボ・バギンスが、ドラゴンによって奪われたドワーフの王国を取り戻す旅に出る物語です。

旅の仲間は、魔法使いガンダルフドワーフの王子トーリン率いる13人のドワーフ達です。ドワーフが多すぎて、トーリン以外顔と名前が一致せず…^^;

ビルボは、ガンダルフに誘われて思いがけず冒険に出ることになります。ホビットは安定した暮らしを大切にする種族なので、ビルボも最初は気が乗らず、戦いにも及び腰です。そのため、ドワーフ達からは少し軽く見られています。
この第一章では、ビルボの成長と、最初の目的地「はなれ山」を目指して、多くの敵と戦う様子が描かれています。

なんと言っても迫力なのはゴブリンの地下帝国です。その立体的で複雑な造形に加え、そこを自在に使ったアクションが素晴らしいです。
そして、オークの軍勢に追い詰められた時の救出劇には、思わず「すごい!」と声が出ました。
見応えがある映像が満載です。

登場人物で一番かっこいいと思うのは、「ロード~」の時もそうでしたが、ガンダルフです。ピンチを救うために颯爽と現れる姿は風格があって素敵です。ガンダルフがいるから安心!という気持ちにさせてくれます。
イアン・マッケランは70歳を越えてますが、杖を使った立ち回りや走るシーンもこなしていて驚きです。

ビルボ役のマーティン・フリーマンはどこかで見たことがあると思ったら、ベネディクト・カンバーバッチの「シャーロック」でワトソン役でした。
そう言えばベネさんは「ホビット 竜に奪われた王国」に出演&竜のスマウグの声を演じているそうですね。悪役も似合いそうです。

トーリン役のリチャード・アーミティッジは元々イギリスの舞台俳優さんで、イケメンで存在感があります。

モーション・アクターが演じるゴラムももちろん登場です。悪い奴なのですが、大きな青い瞳と「愛しい人…」というおなじみのフレーズが何だかかわいらしいキャラなんですよね^^;今回はビルボとなぞなぞ合戦をするユニークなシーンがあります。

本作ではフロドや、サルマンもちらりと顔を出していて、「ロード~」ファンには嬉しい作りになっています。
次作ではエルフのレゴラスも登場するので楽しみです^^