ドラキュラZERO  監督 ゲイリー・ショア

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ルーマニアのワラキア公ヴラド3世は、オスマン帝国に少年千人を献上するという無理難題を押しつけられ、それに刃向かったために、戦いの火蓋が切られます。
大国と戦うために、ヴラドは闇の力を借りることに…。

とにかくルーク・エヴァンスがかっこ良すぎます
正統派美男子とはこの人のこと!(いえベネさんが正統派じゃないとか言ってません)
苦悩する顔がひたすら美しいです
惜しむらくは、顔立ちが優しいので、“串刺し公”と呼ばれるほど残虐な領主には見えないということです。

ですが、この物語は愛の物語。妻と子供を愛し、領民を愛し…行動の全てが愛に裏打ちされているのです。闇の力を得たのも、愛する人々を守るためでした。
こうしたヴラドの心情には、ルクエヴァが似つかわしいと感じました。
ヴラドの、父親としての姿が多く描かれているのも印象的です。インゲラス役のアート君がほわほわした雰囲気ですごくかわいらしかったです^^
 
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マスター・ヴァンパイアから血をもらい、ヴァンパイアとしての力を手に入れたヴラド。3日間人間の血を飲むことを我慢すれば、元の人間に戻れます。
妻ミレナの首筋を見て、必死に血の誘惑に耐えようとするシーンは官能的でさえあります。
ミレナ役のサラ・ガドンは透明感がある美しい女優さんでした。ヴラドの善の指針となる役柄がぴったりでした。

そしてはずせないのが戦闘シーンです。1人で千人のオスマンの兵士の中に突っ込んでなぎ倒す迫力!
ヴァンパイアとして自らがコウモリの群れとなったり、コウモリの群れを操ったり…このコウモリのシーン、かっこいいので大好きでした
パンフレットを買って帰ったのですが、マントがコウモリに姿を変える写真が二枚とも素敵なんです

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オスマンとの戦いが終わった後のシーンは衝撃的で、その選択に涙が出ました;;

でも、さらに衝撃だったのはラストシーン。なるほど、そう来ましたか…。

ルクエヴァファンにははずせない映画ですね。どうしても観たかったこの映画、観に行って良かったです^^