ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅  監督 デヴィッド・イエーツ


ハリー達が授業で使っていた「幻の動物とその生息地」の著者ニュート・スキャマンダーが主役の物語です。

予告ではかわいい魔法動物や、ユニークなシーンがメインで紹介されていたので、子供向けの明るい雰囲気なのかな?と思っていましたが、これがやっぱり「ハリー・ポッター」の世界観で…ダークでした。
でも、ニュートのキャラがお人好しのドジっ子で愛らしいので、それで明るさ3割増しです。


アメリカに来たニュート(エディ・レッドメイン)は、掛け金の緩んだトランクから魔法動物の二フラーが逃げ出したことに気づきます。
光る物が大好きな二フラーを追いかけて銀行に来たニュートは、そこで融資を相談中のノーマジ(魔法が使えない普通の人間:マグル)のジェイコブ(ダン・フォグラー)に出会います。
魔法動物を見られたニュートはあせってジェイコブの記憶を消そうとしますが、そのうちに2人のトランクが入れ替わってしまいます。ジェイコブがトランクを開けると、様々な生物が逃げ出してしまい…。


ニフラーはかわいいし、なかなか追いつけないニュートもかわいいです^^ジェイコブもいい味出してます。
ニュートのトランクの中の世界が素晴らしい!不思議で広大な世界が広がっていて、動物たちが幸せそうに暮らしています。ニュートがそれぞれの動物に示す愛情にほのぼの^^
いつもポッケに入れてる、ニュートのお気に入りボウトラックルのかわいさったら♪
情報と引き替えにボウトラックルを要求されて、泣く泣く手放そうとするシーンとかキュンとしちゃいます^^


ティナとクイニーの姉妹もいいですね。特にクイニーが魅力的です。なぜか最初からジェイコブをすごく気に入ってるとこが面白いです。

一方ノーマジ界では、謎の霊体に上院議員が殺されるという事件が。アメリカ魔法議会はそれが、ニュートのトランクから逃げ出したオブスキュラスの仕業だと考えたために、ニュートはピンチに。
ニュート周辺と打って変わってダークなのが、魔法議会の保安局長であるグレイブス(コリン・ファレル)、そして、慈善教会に引き取られている孤児のクリーデンス(エズラ・ミラー)と妹のモデスティです。
彼らには秘密があるのですが、彼らに関係するシーンになるととにかく雰囲気が暗いです。ていうか、映画自体、画面が暗いシーンが多いのがちょっと気になりました。
このシリーズでもやっぱり人が死ぬんですね…。
でも、ニュートのキャラクターにはほんと癒やされます。エディで良かったなって思います^^


そしてやはり、おなじみの世界、ホグワーツダンブルドアの名前が出てくるのは嬉しいですね^^
五部作ということなので、これからもまだまだニュートの活躍が観られるんだと思うと楽しみです。次はもう少し明るい雰囲気になるといいな、と思います。