別冊図書館戦争Ⅱ  有川浩

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手塚と柴崎の恋の行方はどうなるのか?この本の一番の興味はそれなのですが、他にもシリーズファンが泣いて喜ぶようなエピソードが満載という感じでした。

私はやっぱり堂上&郁の二人が好きなのですが、超甘々で、幸せそうな二人を堪能させて頂きました^^
「俺はけっこうお前にいろいろ弱いぞ」とか…あの堂上教官がこんな台詞(キャー!ファンの声w)堂上は口には出してないですけど^^;
「何でも一つ言うこと聞く」も良かったなあ~

「もしもタイムマシンがあったら」 
もと良化隊員だった緒方の、過去の苦い恋のエピソードを描いています。恋人の書いた作品が載っている雑誌を狩ることになった緒方。良化隊員であることを彼女に告げていなかった彼は…。
現在の二人の思い、いつかまた届くことがあるのでしょうか。気になります。

「昔の話を聞かせて」
何でも一つ言うこと聞いた結果が、郁に昔話を聞かせることでした。郁そっくりの熱血直情青年だったという堂上の、若き日のエピソードです。
今では何でも分かり合ってるみたいな堂上と小牧が、あんなにぶつかり合ってた時もあったんだな~と新鮮な感じで読みました。でも、そんな中で二人の結束ができたんですね。

「背中合わせの二人」
ストーカーに狙われる柴崎と、彼女を守り支える手塚の関係を描いています。
こういう話を読むと、なんで女性って非力に生まれてきたんだろうな~と思います。「護身術」の授業って必要だな…ってまじめに考えます。友達に合気道を習っている人がいるんですが、護身術として合気道が一番役に立つそうです。
自分の弱さをなかなか見せることができなかった柴崎ですが、どんな時にも本当の自分を見つめていてくれる手塚の存在が、このひどい体験の中、彼女を精神的に支えていてくれたんですね。
 
これで「幕引き」っていうのは寂しいですね。まだ小牧と毬江ちゃんの結婚式も見てないのに~。やっぱり別冊Ⅲ出してほしい!ですw