ジャンパー  監督 ダグ・リーマン

 普通の高校生が自分に特殊な能力があることを発見したらどうするか…。すぐに「人のためになることを」とか「世界平和のために」とか思わないですよね。自分のやりたいことをやりたいようにやってる、そういう映画ですw
 お金を手に入れるために銀行に盗みに入ったり、彼女の気を引くために使ったり、自分が世界中でバカンスを楽しむために使ったり…。自分の部屋のほんのちょっとの距離をテレポで移動してるのを見て、(歩けよ…)と思ったのは私だけではないはず^^;

 享楽的な毎日を送っていたデヴィッドですが、ある日自分の命を狙う「パラディン」のローランドと、同じジャンパーであるグリフィンに出会います。それからは戦いの日々へ… テレポートを駆使して戦う様子は迫力があります。遠くへジャンプすると周囲の物が衝撃で吹き飛ぶ様子なんか、なかなかいいです。ジャンプ先で東京が出てきた時はちゃんと実際に歩いてたので、日本でロケしてたんですね。
 パラディンはジャンパーを抹殺するためにある組織(役職名?)なのですが、ジャンパーはデヴィッドみたいにろくなことをやってない人もいるだろうし、中にはもっとひどいことをしている人もいるかも知れません。だから、秩序を守るために…というパラディンの立場も分かるような気がします。牢屋に入れたって無意味だし^^;

 ヘイデン・クリステンセンスター・ウォーズのアナキン役ですが、役のせいか本人のせいか分からないけど、あまりいい人に見えません^^;グリフィン役のジェイミー・ベルの方がかっこいいです。原作の続編に「ジャンパー グリフィンの物語」というのがあるので、グリフィン主役で作ってくれないかなw でも、今回の話は中途半端な感じしたので続編あるんでしょうね。原作読んでないので、どのあたりまで映画化されたのか分からないですが…。サミュエル・L・ジャクソンはさすがに存在感ありました。そういえばこの人もスター・ウォーズ出てましたね。お母さんがダイアン・レインだったとは…。エンドロールみるまで分かりませんでした^^;最近の彼女が出ている映画を見ていなくて、前にテレビで見た「ストリート・オブ・ファイヤー」でキラキラ輝いている彼女が印象的だったので、ちょっとびっくりしました。