WORLD WAR Z  監督 マーク・フォースター

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テレビのCMで、壁を乗り越えるゾンビが崩れ落ちてくる映像が迫力だった、世界中にゾンビが蔓延するパニックアクションホラーです。

元国連調査員のジェリー(ブラッド・ピット)が家族と一緒に車で渋滞に巻き込まれている時、トレーラーの暴走、爆発が起き、周囲はパニックになります。
逃げ出したジェリー達は、人間をゾンビ化する未知のウイルスが、世界中に蔓延したことを知ります。
国連から連絡を受けたジェリーは、その原因を突き止めることになります。

ウイルスの感染スピードが並大抵でなく、噛まれればその場でゾンビ化して、次々に人間を襲うので、1匹いればあっという間にその周囲はすべてゾンビに…。
ゾンビのスピードが速い、速すぎます^^;最近のゾンビは軒並み高速化してますが、中でも上位を行くスピードです。おまけにジャンプして食いついてきますからね~。死人がゾンビになるという従来のとは違って、ウイルス感染ですから、肉体としては生きてるという状態なんでしょうね^^;

とにかく規模が大きいゾンビ映画です。都市全体が…というのはけっこうありましたが、これは国家レベルです。多くの国が壊滅状態になって、まだ無事な国を探して移動するという展開に。
TVのCMであった高い壁は、エルサレムを囲む市壁です。その壁を協力して?越えるゾンビの策略に唖然です。走るゾンビと人間のごちゃまぜになったパニックシーンはとにかく迫力!

偶然エルサレムにやってきた旅客機を呼び止めて^^;、脱出しますが…
この後もアクションシーンの連続です。

後半は、WHOに逃げ込んだジェリーが、ゾンビに対抗する手段を求めて、ゾンビだらけの別棟にある物を取りに行く展開になっています。
派手なアクションシーンの多い前半に比べて、緊迫感のあるシーンになっていて、ちょうどバイオハザードみたいな感じです。緩急があってなかなか良いです。

ゾンビに、「音に反応する」「周りがゾンビだけになると休眠状態になる」などの性質を設定しているのが面白いです。
この他の、ある性質が、ゾンビと対抗する手段につながります。

ゾンビ映画につきもののスプラッターや、残酷なシーンなどがなく、ブラピはヒーローらしくかっこ良くて、適度にハラハラドキドキ感も楽しめて、非常にエンタテイメントな映画だったと思います。お正月にワーワーキャーキャー言いながら観るのにぴったりでしょう^^