2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の反省&8月の本

夏が終わりますね~。毎年思うのは、思ったより本が読めなかったということです。前半はいい調子だったのですが、だんだんと時間がうまく使えなくなりました。 SF&秘境ものに挑戦する予定でしたが、読んだのはSFだけでした。あと、上下巻あるような長編…

村田エフェンディ滞土録  梨木香歩

「家守綺譚」にもちらっと名が出てくる村田が、文化の研究のため土耳古(トルコ)のスタンブール(イスタンブル)に留学した日々を描いています。「エフェンディ」というのは学問を修めた者に対する敬称だそうです。明治時代なので、外国語名は全て漢字表記で…

鴨川ホルモー  万城目学

遅ればせながら、ようやく読みました~。文庫版の表紙だとチョンマゲ高村が主役みたいに見えますね^^;でも、映画版の帯がついてたので、山田孝之さんがチョンマゲじゃないから分かりましたが。 京都に千年続くという、「ホルモー」。それを受け継いで来た…

家守綺譚  梨木香歩

時はたぶん明治時代、亡くなった友人の家の管理を任された、駆け出しの物書きである綿貫が、家や周辺で出会う不思議なもの達との関わりを綴った作品です。日記という体裁なので、章ごとの改ページがなく、すぐ続けて次の章が始まるのがそれらしい雰囲気です…

夜は短し歩けよ乙女  琴音らんまる

森見さんも強力プッシュの「夜は短し歩けよ乙女」の漫画版です。古書店で少しずつ買い集め、ようやく5巻まで到達しました。 原作のストーリーとオリジナルストーリーが交互に描かれているのですが、オリジナルの部分も原作の良さを生かしたものになっている…

本からはじまる物語(アンソロジー)

本や本屋を舞台にした、数ページの掌編を集めた短編集です。トーハンの「しゅっぱんフォーラム」という雑誌に連載されていたものだそうです。 作家さんのラインナップが豪華です。 (恩田陸、本多孝好、今江祥智、二階堂黎人、阿刀田高、いしいしんじ、柴崎友…

夏への扉  ロバート・A・ハインライン

夏休みSF名作シリーズ!と勝手に銘打っているこの夏の読書ですが、前から再読したかった「夏への扉」をようやく読みました。細部はかなり忘れていたので、新鮮な気持ちで読めました。 猫のピートと暮らす発明家のダンは、恋人と親友に裏切られ、発明を取り…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?  フィリップ・K・ディック

私設図書館にあったはず…と探しに探してとうとう見つけることができず、100円で買ったこの本です。表紙はリアルな羊さんバージョンのを手に入れることができたので、まあよしとします^^;やっぱりなくす前に読む、これですね^^; 最終戦争後、死の灰…

ルコウソウ

毎年朝顔を植えているのですが、5月にホームセンターに行ったところ、ルコウソウ(縷紅草)の苗を見つけました。前から一度植えてみたいと思っていたんです♪ もうだいぶ売れていて、残り5本しかありませんでした。プランターの残りスペース1本分は朝顔を…

道尾さんのブログで

道尾さんのブログに行ってみたところ、「CREA」の9月号にインタビューが載っているという記事が出ていました。 今年も読書特集をしているようです。昨年の読書特集はとても読み応えがあったので、今年も買ってみようと思います。 そのインタビューで質…

ひさびさにグリムス

先日ゲストブックのグリムスを見たら、ピンクのスライムのような生き物が来ていました。 何のキーワードが当たったのかなと思って、グリムスのサイトに行ってみると、「みずのがっこうタイアップキャンペーン」というのをやっていました。 どうやら、スライ…

植物図鑑  有川浩

ある日さやかは家の前で、空腹で行き倒れた青年に出会います。 「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」 犬のようにぽんと前足ならぬ丸めた手を乗せた面白さに、つい家に連れて帰ってしまいます。翌朝彼が作ってくれた朝ご飯に感動して、さやかは同…

ゴールデン・フリース  ロバート・J・ソウヤー

宇宙旅行都市計画の一環として、47光年離れた惑星コルキスをめざす宇宙船「アルゴ」。アルゴを統御しているコンピュータ「イアソン」は、科学者のダイアナを死に追いやります。いったい何のために?ダイアナの元夫アーロンは、彼女の死に疑問を抱き調査を…

7月買った本

「読書の夏」の記事を書いてから、読み終わった本が5冊です。普段よりはハイペースだと思うのですが、先日の記事で書いた私設図書館の整理を少しずつ始めているので、思ったよりも読書ははかどっていない状態です^^;でも、長い休みも来ることだし、まだ…

訪問者  恩田陸

実業家だった朝霞千沙子に育てられた映画監督峠昌彦の急死を機に、千沙子が建てた古い洋館には、千沙子の兄弟たちが集まっていました。 そこに、次々に新たな訪問者が訪れます。昌彦の父親探しを中心に、千沙子や昌彦の死の謎も絡んできます。届いた「訪問者…