2016-01-01から1年間の記事一覧
今年も紅白をバックにベスト10を決めていきたいと思います。 今年中に読み終わりたい本があったのですが、とうとう読み終われず…。できれば三が日で記事上げたいです。 いつもの事ですが読んでる冊数が少ないので、あまり参考にはならないベストです。 1 …
遠縁で同い年の達也によって、悪夢のような少年時代を送った圭輔は、成長して弁護士になりますが、そこへ逮捕された達也から弁護の依頼が舞い込みます。 Huluでオリジナルドラマが製作され、主演は小栗旬さんです。まだ観ていませんが、その原作と言うこ…
クリスマスを舞台にした、人気作家さんによるアンソロジーです。読むなら今しかないかなってタイミングで読んでみました。 「逆算」 朝井リョウ 自分が生まれるきっかけになった日にこだわるOLの物語。 仕事も上手くいかないし、彼もいない、その上昔の彼…
出版社をリストラされ、料理上手を買われて吉祥寺の立ち飲み屋に斡旋された尚登。その店の長男、秋彦は螺旋大好きな「ぐるぐる写真家」でした。秋彦は店を改装して、エスカルゴ料理店を開こうと計画していました。 その店「スパイラル」を巡る、ユニークな人…
ノースカロライナの遊園地ジョイランドでバイトを始めた大学生デヴィンの、出会いと別れ、事件との遭遇を描いた、ノスタルジックなミステリーです。 遊園地という舞台設定が実は苦手で…ディズニーもUSJもそれなりに行ってるし、楽しんでるんですが。裏側…
ハリー達が授業で使っていた「幻の動物とその生息地」の著者ニュート・スキャマンダーが主役の物語です。 予告ではかわいい魔法動物や、ユニークなシーンがメインで紹介されていたので、子供向けの明るい雰囲気なのかな?と思っていましたが、これがやっぱり…
ある日さやかは家の前で、空腹で行き倒れた青年に出会います。 「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」 犬のように丸めた手をぽんと乗せた面白さに、つい家に連れて帰ってしまいます。翌朝彼が作ってくれた朝ご飯に感動して、さやかは同居生活をも…
『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描いた、ロンドンで上映された舞台のスクリプトです。ト書きもそのままなので、最初は違和感もありましたが、すぐにこの世界に入っていけました。 ハリー達は37才になり、息子や娘達がホグワーツに入学する年齢…
山吹さんの専門である毒物の話が読みたくて、色シリーズをちょっとお休みしてこちらを。連続ドラマの第一話になっているのですが、観ていたはずなのに全く内容を思い出せず…先ほどドラマを観直してみると、設定や登場人物がずいぶん違っていて驚きました。 …
以前から持っていた原作、先日遅ればせながら映画を観たことで、ようやく手に取りました。先に読むつもりで映画を観てなかったのですが、結局映画が先に^^; 大量の反物質の生成に成功した科学者が殺され、反物質が盗まれます。これは、他の物質とぶつかる…
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ三作目です。 妻のイレーヌを亡くして五年、カミーユは、恋人のアンヌが、強盗を目撃して襲われたことを知ります。アンヌは顔に大怪我を負いますが、犯人は執拗にアンヌを狙います。犯人の真の目的は何なのでしょうか。…
弁護士御子柴礼司シリーズ最新作です。 前作の展開から、事務所はすっかり閑古鳥が鳴くようになり、仕事の依頼が来るのは暴力団事務所だけ。それでも全く平常心の御子柴でしたが、新聞で、かつて指導してくれた元医療少年院教官の稲見が殺人の容疑で逮捕され…
読むのは4番目になりましたが、色シリーズ一作目です。 今回の主役は青山翔。STの文書鑑定担当で、プロファイリングの専門家です。彼の特徴は、何と言っても超絶美青年である事です。現場に彼が現れると、その美しさにその場にいる人達の動きが一瞬止まっ…
最強の伊賀忍者と称される無門と、織田信雄(のぶかつ)率いる織田軍との戦い(天正伊賀の乱)を描いた物語です。血で血を洗う戦国の物語…ではあるのですが、実はラブストーリーが主軸に置かれているとは思いませんでした。 「その腕、絶人の域」と呼ばれる…
リンカーン・ライムシリーズ6作目です。 成績優秀な高校生ジェニーヴァは、先祖である解放奴隷のチャールズについてレポートを書こうと調べている時、何者かに襲われそうになります。現場には1枚のタロットカードが残されていました。 ライム達は、彼女が…
自然ガイドと銘打っているだけあって、食べるのではなく、観察する事に視点を置いた本です。でも、堅苦しい本ではありません。最初に、ベニテングダケを始め、有名なきのこやきれいなきのこの、大判で美しい写真が載っています。まずこれで惹きつけられます…
御子柴礼司シリーズ二作目です。非常に優れた弁護士である一方、暗すぎる過去を抱えている、主人公としても弁護士としても異色のキャラクターです。 いきなり御子柴の過去に関わる描写から始まり、それがインパクト大なのですが、これを描く事で現在の御子柴…
順不同で読んでる三作目ですが、実際色シリーズ三作目でもあります。 黄ということで山吹才蔵の出番です。薬物毒物の専門家で、家がお寺で本物の僧侶です。個性的すぎるSTのメンバーの中ではノーマルな方で、STのキャップ百合根の心の拠り所です(笑) …
井上ひさしさんの戯曲「父と暮せば」と対になる作品であった物語を、遺志を継いで山田洋次監督が映画化した作品です。主演の二宮くんが、キネマ旬報ベストテンの主演男優賞、日本アカデミー賞の主演男優賞に輝きました。 長崎に原爆が落ちて亡くなり、3年後…
タイトル作がヒューゴー賞、ネビュラ賞、世界幻想文学大賞を受賞した、日本オリジナル短編集です。又吉さんがおすすめの本ということで、日本でもかなり評判になりました。 全十五編所収です。特に心に残った作品を紹介します。 『紙の動物園』 アメリカ人の…
珍しい本を見つけたので、ひさびさの購入記事です。 ブックオフの100円の棚にあったのですが、 コバルト文庫の『海外ミステリー傑作選』(武田武彦編)です。 まるで、ホラー小説集かのような表紙ですが、正統派のミステリアンソロジーで、 しかも有名ど…
根拠のない自信で我が道を行く、はた迷惑な家裁調査官、陣内が帰ってきました^^ 前作『チルドレン』は十年以上前の作品で、多くの人にとっては「久し振り」だと思いますが、私はわりと最近読んだので「おお、また会ったね」という気分です(笑) 陣内と武…
赤の調査ファイルに続き、今回は黒。というわけで、黒崎が中心の物語です。 歌舞伎町界隈で頻発する謎の火災。火元が何もない部屋から火事は起きていました。 STは、原因を探るよう指令を受けます。 この事件とは別に、詐欺でお金をだまし取られた男が、中…
警視庁科学特捜班、通称STの活躍を描いた人気シリーズです。 これは第一作じゃないのですが、ドラマで藤原竜也さんが演じた赤城左門が印象的だったので、これから読んでみることにしました。ドラマで放送があったストーリーのようですが、観てなかった回ら…
短編の名手リッチーの、25編の作品が年代別に収められた短編集です。 犯罪に絡んだものが多いのですが、どこか軽妙で洒落た雰囲気があるのがリッチー流。 面白いのは、SF作品…というか、SF的設定の作品がいくつかあることです。 「殺人光線だぞ」はタ…
自称「本ときのこを愛する会」会長の私が、表紙に一目惚れした本です。赤の箔押しがキラキラして、もう、きのこの楽しさ満載!って感じじゃないですか。 嵐の大野くんがドラマで演じてる役が、きのこが趣味っていうことで、部屋にきのこ本がずらり、きのこ検…
小学校からの同級生である相葉時之と井ノ原悠が、謎の伝染病「村上病」をめぐる陰謀に立ち向かう冒険活劇です。 相葉パートが「A」ということで阿部さんが、井ノ原パートが「I」で伊坂さんが担当なのかな?と思います。終わりの方になると、パート分けは明…
短編が三編所収です。タダジュンさんの挿絵が、この残酷で乾いた世界観にぴったりです。 「パン屋の主人」 誤解から殺人を犯したパン屋の主人が刑期を終えて、また働くようになります。彼は恋をして、彼女のために渾身のタルトを作るのですが… ショックだっ…
表紙に梓崎優さんの名前を見つけた途端、即買いしてしまいました。 読んでみると、梓崎さんの作品以外は警察小説で、梓崎さんの作品がぽんと浮いてる感じです。もちろん、突出してるという意味でもあるのですが。 徳間文庫って警察小説のイメージがあるんで…
火星でのミッションから撤退する時、事故で折れたアンテナが、「ヘルメス」のクルーのマーク・ワトニーを直撃します。彼は砂嵐の中に消え、他のクルーは彼が死んだと思い火星から離れます。しかしマークは生きていて、火星の過酷な環境の中、たった1人で生…