2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年の読書生活

今年も終わりますね~。それでは紅白歌合戦をバックに、今年の読書を振り返ってみたいと思います。 読書量は他のブロガーさん達の足下にも及ばず…この少ない読書量でベスト10を決めていいのかなと思いました。昨年のように国内海外取り混ぜてにしようかと…

AVATAR  監督 ジェームズ・キャメロン

今話題の映画「AVATAR」に行ってきました!地元で3D上映はされないのじゃないかと思っていましたが、小さな映画館でもちゃんと3Dでした^^ 地球から遠く離れた衛星パンドラ。そこにある貴重な鉱物資源を採掘するため、車椅子の元海兵隊員ジェイクはアバ…

今年最後の古本屋巡り

年末休みに入り、嬉しくなって古本屋巡りに出かけました^^ 最初行った所は中古家具の売買などもしていて、本の回転は今いちなのですが、ここの良い所は最近出た本でも単行本は300円、文庫は100円な事です。 ここで買ったのは 「ジョニー・ザ・ラビッ…

ペルディード・ストリート・ステーション  チャイナ・ミエヴィル

「本の雑誌」今年度ベスト10第3位、SF部門1位の作品です。マニアックそうな本で古書店に出そうもない気がしたので、図書館に行ってみたところありました。そして、その651ページという厚さと、ぎっしりつまった小さな活字の二段組みにびっくり^^…

本好きへの100の質問(81~100)

100質もいよいよ最後になりました。 081. 本を捨てることに抵抗がありますか? 雑誌以外は捨てたことないです。だから今私設図書館が大変なことに…^^; 082. これだけは許せない、そういう本の扱い方はありますか? 付箋の代わりにページの角を折る人が…

雲上都市の大冒険  山口芳宏

たぶん「本の雑誌」だったと思うのですが、新作のレビューの中にこの本のタイトルが載っていて何だか面白そうだな~と思ってました。タイトルからして冒険活劇って感じがしますよね^^ 最近内容が重めの本を読むことが多かったのでスカッとすることを期待し…

図書館生活&年末恒例ベスト10雑感

仕事が忙しい時期に入ると読書がしたくてたまらなくなるのは、やはり逃避でしょうか^^;思えば受験も近い中3の時、突然「風と共に去りぬ」を読み始め親に怒られたことも…。 今読んでいる本も終わっていないのに図書館に行ってきました。「本の雑誌」の200…

本好きへの100の質問(61~80)

懲りずに第4弾です。 061. 憧れのキャラクターを教えてください。 伊坂さんの黒澤。つかみ所がなくて、しかもユーモアがあるところがいいですね^^ 海棠さんの速水晃一。映画の堺雅人さんのイメージが強いですが^^; 今気づいたけどどっちも映画では堺さ…

TAP  グレッグ・イーガン

ゆきあやさんのブログで挫折本についての記事がありましたが、それにコメントした時にはあまり思い出せなかったのですが、この本を手に取った時に思い出しました。グレッグ・イーガン「祈りの海」で挫折していたことを…。初めて読んだイーガンだったのですが…

本好きへの100の質問(41~60)

041. 本は内容を先に読む方ですか、それとも、あとがきから読む方ですか? 裏表紙や見返しの内容紹介を読むことはありますが、先にあとがきを読んだことはないですね。 ネタバレとかあって、あとで読んでびっくりすることありますし^^; 042. 読みたいのに…

闇の展覧会―罠  カービー・マッコーリー編

Amazonで本の検索をしていたのですが、下の方に「この本を買った人はこんな本も買っています」というのが出てますよね。「そういえばこの本持ってて読んでなかったな~」と…(そんなのばっかりですが^^;)それでお蔵出ししてきました^^ もともと2分冊…

球体の蛇  道尾秀介

両親が離婚し、友彦は隣に住む乙太郎に預けられます。そこでサヨとナオの姉妹とともに過ごしますが、キャンプ場での火事が原因で乙太郎の妻とサヨは亡くなってしまいます。 乙太郎の白蟻駆除の仕事を手伝っていた友彦は、訪れた綿貫家に以前から気になってい…

本好きへの100の質問(26~40)

前回やってみて楽しかったので、第二弾を^^ 026. 本を読む場所で、お気に入りなのは? 今はこたつですね^^ 027. あなたは今、めったに読むことのない分厚い本を前にしています。ところでこの本「すごくおもしろい」という、いつもは信頼できる情報を得た…

踊るジョーカー  北山猛邦

引きこもり気味の探偵音野順と、その友人の推理作家白瀬のコンビで事件の謎を解く短編集です。 このシリーズは米澤さんの「~限定」シリーズと同じイラストレーターの方が表紙と扉絵を描いてます。それがまず手に取った一番の理由です。ほわほわと柔らかい絵…

本好きへの100の質問 (1~25)

チルネコさんのところでこのバトンを知って、自分の読書生活を振り返るのにいいかなと思って頂いてきました^^ あんまり面白いことも書けないかもですが、やってみたいと思います。 001. 本が好きな理由を教えてください。 本の世界に入っていけるのが楽し…

動機、そして沈黙  西澤保彦

初出1995年から今年の作品まで、西澤さんが「あまりロジックには重点を置いていない」(あとがきより)という作品を収録した作品集です。 西澤さんの作品はあまり読んだことがないのですが、こんな感じのが多いんでしょうか^^;表紙の雰囲気通りのブラック…

祝!グリムス2本目

グリムスの2本目の木が大人の木になりました^^ 家にいた頃と違い、記事のUPも一週間に一回くらいで、二本目の成長はのんびりでした。 けっこう大きくなってから、急に元気がなくなってぺしゃんこ~になった時にはあせりました^^; でも、何とか育て上…

図書館生活スタート?そして古書店も

数年ぶりに図書館で本を借りました。図書館をあまり利用しないのは、期限内に読むというのが追われているようで苦手だからです。それに私設図書館にある本達が「読んで~読んで~(呪い?)」と言ってるのに…という気持ちも^^; でも、単行本を買うほどでは…

あるキング  伊坂幸太郎

最下位が定位置の球団、仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求は、両親の願いを背負い「王になるために」育てられます。並外れた能力をもつ王求は、プロ野球選手への階段を駆け上がって行くのですが…。 作品中たびたび出てくるよう…

海を失った男  シオドア・スタージョン

スタージョンは「奇想コレクション」の「不思議のひと触れ」を読んでいましたが、この「海を失った男」は「不思議の~」よりもかなり個性の強く出た作品集だと感じました。「不思議の~」の方は入門編といった感じです。最初どちらを先に読もうか迷っていた…

絶望ノート  歌野晶午

中学2年生の太刀川照音はクラスでいじめにあっていることと、親への不満を「絶望ノート」と名付けた日記に書きつづります。また、自分の窮地を救ってくれた石に「オイネプギプト」と名付けて神として崇め、クラスメートの死を願います。そして、照音の願い…

クライム・マシン  ジャック・リッチー

2006年の「このミス」で海外部門第一位をとった作品です。その評価通り、軽妙洒脱なクライム・ストーリーに、思わず「おもしろ~い!」と声に出してしまったくらいです。 一つ一つのアイディアが巧妙で、どんでん返しや、オチの意外さ、皮肉さが効いてます。…

重力ピエロ  監督 森淳一

街に描かれる謎のグラフィティアートと、その近くで起きる放火事件。それに巻き込まれる兄弟と、家族の絆を描いた作品です。 「人間を決定するのは遺伝か環境か?」とても重いテーマなのですが、原作はそれを空中ブランコのように軽やかに描いてみせます。映…

9の扉

次の作家さんにお題を渡して、それにちなんだ物語を書いてもらうリレー短編集です。作風に一癖ある、個性的なメンバーが揃っています。 作品ごとに字体が異なっているのがユニークです。装丁もタイトルに合わせた感じです。 「くしゅん」 北村薫 北村さんら…

フリーマーケットにて

先日大規模なフリーマーケットに行ってきました。真っ先に行ったのは当然古本コーナーです。 あるビルの1,2階で行われていたのですが、1階が雑誌、2階が一般書でした。雑誌はほとんどが10~20円です。雑誌コーナーでは「文藝」の恩田陸さん特集を購…

西瓜糖の日々  リチャード・ブローティガン

共同体「アイデス(iDEATH)」に住む人々の暮らしを淡々とした筆致で描いた幻想小説です。全体は大きく3編に分けられ、その中の章は短く区切られていて、物語のイメージも相まってまるで詩を読んでいるようです。 アイデスにある多くの物は西瓜を煮詰めて…

都市伝説セピア  朱川湊人

「花まんま」を読んでもっと朱川さんの作品を読んでみたいと思い、デビュー作にして直木賞の候補に挙げられたこの作品を読んでみることにしました。どの作品も、底知れない怖さと悲哀に満ちていて、これがデビュー作であることに改めて驚きを感じました。 実…

掘り出し物

きのう、ちょっと遠出して行ったことない古本屋に行ってみました。いろいろと掘り出し物を見つけたので、写真入りで紹介しちゃいます♪ 駅の名店街にある小さな古本屋で、新古書店では絶対出てなさそうな本を見つけました。 今はなきサンリオSF文庫の「最新…

9月に買った本

今週、ほんと本が読めませんでした;;この休みに少しは読みたいものです。 そういうわけでレビューじゃなく最近買った本について。すべて古本です。 まずは単行本から。 ・9の扉 個性派作家さんを揃えた、リレー形式の短編集です。殊能さん、鳥飼さんの作…

花まんま  朱川湊人

昭和30~40年代の大阪を舞台にした、すべて子供が主人公のちょっと不思議な短編集です。朱川さんはこの本で直木賞を受賞しています。 読むときっと誰でも自分の子供時代の様々な思い出が浮かぶことでしょう。大人の複雑な事情に関わったり翻弄されること…