2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

プロムナード  道尾秀介

道尾さんの初エッセイ集です。「月の恋人」と並んでいたのですが、キムタクの顔がちらついてどうも読む気になれず、エッセイ集の方を買いました。「月の~」は中古か文庫になったら読もうかな…。 ブログに載っていた話題もいくつかありましたが(領収書の話と…

南の子供が夜いくところ  恒川光太郎

日本独特の雰囲気漂う幻想譚が特徴の恒川さんですが、これは珍しく南国の架空の島トロンバス島を舞台にした連作短編集です。表紙の、フルーツをいっぱい頭に乗せたキツネザルと灯りのような赤いキノコがいいです。 現在恒川さんは沖縄に住んでおられるそうな…

幻影師アイゼンハイム  監督 ニール・バーガー

スティーヴン・ミルハウザーの短編集「バーナム博物館」所収の「幻影師、アイゼンハイム」を映画化した作品です。主役のアイゼンハイムを、演技派のエドワード・ノートンが演じています。 舞台は19世紀末のウィーン。家具職人の息子エドゥアルドは伯爵令嬢…

忘れていた本

代金引換で荷物が届きました。本らしいのですが、代引で買った覚えがありません。 「ちょっと開けてみたら…まずいですよね?」 「開けたら返品できませんよ。法律で決まっています。」(冷たく) 「そうですよね…」(当たり前か…)←バカ^^; 何を頼んだのか…

若葉の季節にやってきた本

5月の休日に少しずつ買い貯めた本をご紹介。今回はかなりユニークなラインナップです。 まず新刊です。 「里山の少年」(文庫) 今森光彦 私の好きな昆虫写真家の今森さんが里山の自然と人の関わりについて描いたエッセイです。写真も多く載っていて、とても…

うさぎ幻化行  北森鴻

突然世を去った最上圭一は、優秀な音響技術者でした。彼は「うさぎ」宛てに遺書と、日本の音風景100選を録音したメッセージを遺していました。彼に「うさぎ」と呼ばれかわいがられた義妹のリツ子は、メッセージに込められた思いを知るために、音を訪ねる…

ドラマの話

久しぶりにドラマの話をしたいと思います。 まずは楽しみにしているドラマから。 「龍馬伝」 真っ先に大河ドラマが来るとは~ですが、福山龍馬が魅力的なんですよね。大らかな感じが龍馬らしくていいです。大森南朋さんも存在感あるし、いまだに汚いまんまの…

オー!ファーザー  伊坂幸太郎

高校二年生の由紀夫は6人家族。母一人子一人に、4人の父親が同居しているのです。誰かが本当の父親なのは間違いないのですが、父親たちがDNA鑑定を嫌がっているため、本当のところは分からずじまいです。 ある時父親の一人とドッグレースに出かけ、盗み…

桜宵  北森鴻

ビアバー香菜里屋のマスター工藤が、客が話した謎を解くシリーズ2作目です。ていうか北森さんの作品2作目です。まだ2作目なの?という声があちこちから聞こえてきそう…^^; 「十五周年」 タクシー運転手の日浦は、乗せた昔の知り合いから「十五周年記念…

花紀行

3日、4日と、広島の世羅町に花を見に行ってきました。きっかけはうちに届いた電力会社のパンフレットでした。表紙に一面の芝桜の花畑の写真があって、「これは行くしかない!」と^^ まず尾道市まで新幹線で行き、そこからレンタカーで世羅町まで行きまし…

GW初日はいつもの場所

皆さん、ゴールデン・ウィークはいかがお過ごしですか?知り合いの中には11連休といううらやましい人もいるのですが、私は暦通りの5連休です。ちゃんと暦通り休めるだけでもありがたいですね。 さて、初日ですが、お約束といいますか古本屋巡りに行ってき…