2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

フルーツ・ハンター  アダム・リース・ゴウルナー

世界中の珍しい果物を紹介しながら、実際に食べた経験、歴史や文学上の果物や、果物の流通などを通してその魅力について語った本です。 この本には、著者を始め、まさに「果物に取り憑かれた」人々が出てきます。著者はジャーナリストで果樹栽培者ではありま…

家籠もり、でもやっぱり増えてる本

どうも抵抗力が落ちているらしく、またもや病院通いと点滴生活を始めている今日この頃です^^;そのため土日も図書館に行っただけであとは家でひたすらじっとしていました。花の世話もほったらかしで、春の花の咲き方が心配です。 そういうわけで今回の図書…

蝦蟇倉市事件1(アンソロジー)

11人の作家さんたちがみんなで架空の街蝦蟇倉を舞台に作り上げた競作アンソロジーです。今回はそのうち5編が載っています。 街の基本設定は道尾さんが考えたそうで、それを元にイメージが各作品で広げられています。この街では毎年平均約15件もの不可能…

造花の蜜  連城三紀彦

歯科医である夫と別れて暮らしている香奈子の息子圭太が誘拐されます。連れ去られた幼稚園に向かうと、職員から確かに香奈子自身が迎えに来たと意外な返事が。そのうえ最初は犯人からの身代金の請求はなく、何が目的か分からないまま事件は進みます。 初連城…

魔女の隠れ家  ジョン・ディクスン・カー

チャターハム監獄の長官を代々務めてきたスタバース家の主は、これまで何人も首の骨を折って亡くなっていました。先代であるティモシーも、「魔女の隠れ家」と呼ばれる絞首台のそばで大怪我を負い、謎の遺書を残して亡くなります。 そしてティモシーの息子マ…

復活!古書店巡り

読書の方は全然進んでいないのに関わらず、ちょっと元気になったのに気を良くしてさっそく古本屋巡りに出かけたのでした。 まずは新刊書店の中に古本コーナーのあるフタバ書店へ。 珍しく新刊で二冊も購入しました。 ・「蝦蟇倉市事件1」(アンソロジー) 道…

美しい本

絵本や自然・美術関係の写真集が好きで、気に入ったのがあると買っています。これらの本だけを並べた棚があり、時々取りだして眺めています。 今回取りだしたのは、宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」(星の手帖社)。この美しくも哀しい童話に、イラストレータ…

粘膜蜥蜴  飴村行

軍や政治家とつながりがあり、権勢を誇る月ノ森総合病院の息子雪麻呂から、屋敷に招待された級友の真樹夫と大吉は、そこで「ヘルビノ」と呼ばれる爬虫人の使用人に出迎えられます。そして雪麻呂に連れられ、病院内の探検に向かいますが、そこで思いもかけぬ…

図書館&ネット古書店&療養生活

先々週から風邪が治ってはまた引くという繰り返しで、いまだに病院と縁が切れない私です。病院から「明日も点滴打ちに来て下さい」と言われていたので今朝行って来ました^^; 今日は図書館に本を返しに行く日だったので、病院帰りに図書館に行って、そのあ…

完全犯罪に猫は何匹必要か?  東川篤哉

回転寿司チェーンを経営する豪徳寺豊蔵が、自宅のビニールハウスの中で死体となって発見されます。ビニールハウスの出口には、いつもは豪徳寺家の門の側に置かれているはずの巨大な招き猫が。また、そのビニールハウスでは十年前にも殺人事件が起きていまし…