2019-01-01から1年間の記事一覧

2019 ベスト本

今年はというかいつもですが、まるで本が読めていません。そろそろ読書ブログという看板を下ろさなきゃいけないかな…というくらいです。 ベスト10は無理なので、ベスト5です。 1 カササギ殺人事件 アンソニー・ホロヴィッツ 昨年のベスト10を賑わわせた…

屍人荘の殺人  監督 木村ひさし

久し振りに劇場で映画を観ました。 原作がすごく面白かったし、キャストも好きな人達で、事前に宣伝番組も観て気分も盛り上がったので、観ることにしました。 まず神木君が葉村君にぴたりはまってました。神木君は自分の役柄がまだ今イチつかめない時に、剣…

シーソーモンスター  伊坂幸太郎

「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」の中編二本立てです。 共通なのは、世の中には「海族と山族」がいて、本人は知らなくても因縁の対立をするようになっているという設定。 あと共通の登場人物もいます。でも、ストーリー自体に直接の繋がりはあ…

Q:A Night At The Kabuki  野田秀樹

小倉に、上川隆也さん、松たか子さん、志尊淳さん、広瀬ずずさんの4人がメインキャストの、野田秀樹さん脚本演出の「Q:A Night At The Kabuki」の舞台を見に行きました。 タイトルから分かるようにQueenの「オペラ座の夜」から取っていて、舞台の中でアルバムの…

dele3  本多孝好

ドラマでは何事もないように戻って来た祐太郎だけど、やっぱり妹の事件についてのわだかまりは、原作では簡単には解けません。祐太郎の方も、圭司の方も。 本作は、妹の事件に大きく関わった夏目という人物に迫る「リターン・ジャーニー」と、今まで通りに戻…

魔眼の匣の殺人  今村昌弘

前作で集団感染テロ事件に巻きこまれた葉村と剣崎は、それに関係する班目機関という組織の研究施設を訪れることにした。そこはかつて超能力の研究をしていたらしい。 その研究施設は真雁という地区にあることから「魔眼の匣」と呼ばれ、そこに住む予言者サキ…

ノーサイド・ゲーム  池井戸潤

スポーツ物も企業物も苦手で原作を読むか悩んでいたけど、ドラマの第1回を見て、2回目を待ちきれずに読み始め、遅読の自分にも関わらず2日で読み終わりました。 トキワ自動車の経営戦略室次長の君嶋は、上司の滝川が主導する巨額買収案件に異を唱えた後に…

白骨の語り部 作家六波羅一輝の推理  鯨統一郎

主演の俳優さんが好きだったのでドラマをまず見て、六波羅一輝のキャラに惚れ込んだのですが、ドラマでいくつか納得できないところもあって、原作で確認してみようと思って読み始めました。 六波羅一輝は東大出身ですが、作家になりたくて他の大学に入り直し…

カササギ殺人事件  アンソニー・ホロヴィッツ

作者は女王陛下のスパイアレックスシリーズや、ホームズの公式続編を書いていて名前は前から知ってました。YA向け以外で書いた初のオリジナルミステリだそうで、それにしてもいきなりすごい作品を書いたものです。 上巻はまるまるミステリ作家アラン・コン…

ヤフブロ終了って…

実はこういう憂き目に遭うのは2度目である。 コンバート先を世話してくれるのは前回の経験(十年前)で分かってたので、焦りはしなかったけれど、移行先にいくつか候補があるということは、ブロ友さんもばらばらになってしまう可能性があるということになる…

本と鍵の季節  米澤穂信

図書委員会に所属している、高2の堀川次郎と松倉詩門が、身の回りの謎を解いていく連作短編ミステリです。 堀川は真面目に仕事をする、能ある鷹は爪を隠すタイプで、松倉は委員会の仕事はさぼり気味、要領が良く見た目もイケメン、切れ者の印象です。 よくあ…

2018年のマイベスト

あけましておめでとうございます 今回は新年になってからのUPになりました。いつもは紅白をバックに記事を書いてたのですが。 昨年は大して海外物を読んでないので、国内海外一緒にしました。 1 肺都 エドワード・ケアリー 大ファンになったシリーズの最…