初めて読む沼田さんです。 「九月が永遠に続けば」にしようかと思っていましたが、体調がいまいちだったのでこちらにしました(笑） 「本の雑誌」の「おすすめ文庫王国2010~2011」の第１位だそうです。 「猫鳴り」とは、主人公の１人である藤治が、猫がごろご…

未来の改変に関わる３つの短編が収録されています。 「ＰＫ」と「超人」は最初からセットで執筆されたそうですが、「密使」だけはあとで先の二編につながるように改稿されたものだそうです。 「密使」は、ＳＦアンソロジーの「ＮＯＶＡ５」のための書き下ろ…

３．１１の後発表された最新作品集です。 福島を舞台にした二編と、原子力の恐ろしさを擬人化した三編が収録されています。 「なのはな」 福島に住むナホは津波で祖母を失いました。 祖母の死を認めたくない祖父を始め、残された人々の不安や喪失感を描いて…

同じ学校の教室を舞台に、教師と生徒の関わりを、戦後、1980年、現代の３つの時代を通して、三夜連続で描くドラマです。 第一回は、櫻井翔くんが主演です。 教室で「戦争に勝たなければ未来はない」と語った中学教師白濱は、戦争で片腕をなくして戻ってきま…

北鎌倉にあるビブリア古書堂を舞台に、古書に関わる出来事を解決する連作短編集です。 語り手の五浦大輔は子供の頃、祖母の本をさわって祖母に殴られたことがトラウマとなって読書ができません。 その祖母がなくなり、遺品の漱石全集の価値を調べてもらうた…

道尾さんのミステリ作品初の映像化です。 新聞のＴＶ欄の下を帯状に占めて、かなり大きく番宣が出てました。 霊現象の探求所を開く真備と、ホラー作家である道尾、真備の助手の凜の３人が、村で起きた霊現象と、児童連続行方不明事件の謎を解きます。 真備シ…

読書は全然進みませんが、春の陽気に誘われて（の割に風は冷たかったですが＾＾；）本屋巡りに出かけました。 まず新刊です。 「萩尾望都作品集 なのはな」 萩尾望都 3.11後に描かれた作品を含む、最新作品集です。装丁が素敵です＾＾ 「花を楽しむ地図」 帝…

多田と行天のコンビ再び！ テレビ東京で「まほろ駅前番外地」が、映画と同じく瑛太と松田龍平でドラマ化されることが決まりました。 前作である「まほろ駅前多田便利軒」のDVDは貸し出し中が多くてなかなか借りられなかったのですが（なぜか一本しか置いてな…