珍しい本

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珍しい本を見つけたので、ひさびさの購入記事です。

ブックオフの100円の棚にあったのですが、
コバルト文庫の『海外ミステリー傑作選』(武田武彦編)です。

まるで、ホラー小説集かのような表紙ですが、正統派のミステリアンソロジーで、
しかも有名どころの有名な話ばかりです。
ラインナップを紹介します。(作者、タイトルは載っている通りです)

『モルグ街の事件』 エドガー・ポー
『おどし屋ミルバートン』 コナン・ドイル
『ルパンの結婚』 モーリス・ルブラン
『夢』 アガサ・クリスティ
『新透明人間』  ディクソン・カー
『七匹の黒猫』 エラリー・クイーン
『一度しか死刑にはできない』 ダシール・ハメット

編者の武田さんは「ミステリーの入門書ではない」と書いていますが、
「ミステリーって何かしら?と思っているあなたに一つの解答を示したことになる」と
あって、これだけ錚々たるメンバーが揃っているのを見るとそれもうなずけます。

しかもこの本、昭和53年発行の初版本で、それにしてはすごい美本なのです。
表紙だけでなく小口も、これほど年数が経っているとは思えない状態の良さで、
きっと大切に保管されていたものだと思います。
巡り会えて良かったです^^

ちなみに、この時、他に買った本は、
『ON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子』 内藤了
黒野葉月は鳥かごで眠らない』 織守きょうや  の二冊です。
『ON』は、今波瑠さんが藤堂役でドラマ放送中です。第1話だけ2時間だったので、
9時台にはあり得ない凄惨な現場が…><
織守さんは『記憶屋』シリーズが人気ですね。一作だけ読みましたが面白かったです。
本作は今年『このミス』と『本格ミステリベスト10』で19位と18位ということで
期待大です^^