スター・トレック イントゥ・ダークネス  監督 J・J・エイブラムス

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「SHERLOCK」にはまるあまり、ベネさんが素晴らしい悪役っぷりを見せているという「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を観ました。

スター・トレック」は、カーク船長とミスター・スポックは知ってて、確かシリーズのどれかの映画は観てます…というくらいの認知度です^^;
前作の、キャストが変わった第一作は観てません。でも、観てなくてもこんなに楽しめるなんて…!
冗長な場面が全然なくて、最初から最後まで見所という感じでした^^

ベネさんはなかなか出てきませんが、始めは、熱血直情型のカークと、感情を表に出さず規則第一のスポックの対比を、ある事件を通して描いています。このエピソードの間に、エンタープライズ号の乗員のことがだいたいつかめるようになっています。
あとのエピソードでカークから船長代理を命じられて、カーク以上に船長らしい働きをするスールーが気に入りました。

テロ事件の犯人ジョン・ハリソン(ベネさん)は、艦隊本部を襲い、死者が出ます。
ハリソンはクリンゴン帝国の星クロノスに逃げ込み、エンタープライズ号が彼を追います。
この時、新型魚雷を乗せるかどうかでカークと機関主任のスコッティがもめて、スコッティは船を下りてしまいます。
このミニエピソードがあとで大きく関わってくるんですね。

マーカス提督、どこかで見た…と思ったら、ロボコップピーター・ウェラーじゃないですか。ひさびさに見ました。

ハリソンは遺伝子操作をされているいわばスーパーマンで、あの細いベネさんがムキムキに人体改造です。食べたくないのに食べる苦労を味わったそうですが、シャワーシーンが前後のつながりの関係でカット^^;海外のトーク番組で流れたというその映像を観ましたが、すごい胸板で、ベネさんには似合わない気が…^^;

ハリソン、あっけなく降伏した…と思ったらそういうわけだったんですね。
ハリソンの正体は、スタトレファンなら誰でも知ってるという人で、(私も名前だけは知ってた)冷凍睡眠状態になってる部下達を助けに来たのでした。
この話をする時、ハリソンの頬を涙が…悪役の涙にほだされる私^^;

ある理由でカークとハリソンは一時手を組みます。船の残骸が漂う宇宙空間を、宇宙服だけで猛スピードで移動するシーンはすごいスピード感でした。
協力しても悪役は悪役。裏切るわけです。やっぱりそうじゃなくちゃ(笑)

部下達が乗った○○が撃墜されたと思ってショックを受けるハリソン。悪役だけどあくまでも部下思いです。こういう、人間的な面を垣間見させる演出、観る人の気持ちを分かってらっしゃる(笑)
スポックの作戦、疑似生命体まで用意するって、人道的なのか非道なのかよく分かりませんね^^;

この後カークに危機が訪れますが、ハリソンの秘密についていくつか伏線が出てくるので、次の展開は分かっちゃいますね。
カークとスポックの心が通じ合い、スポックの感情があらわになるシーンは必見です。

そういうわけで^^;(超ネタバレなので省略)最後のスポックとハリソンの戦いは空中での肉弾戦です。何となく肉弾戦に向いてなさそうな(スポックとベネさんの印象)二人が、跳ぶは蹴るは落ちるはすごい迫力~!高所恐怖症の人は観られないかも^^;
劇場で、3Dで観るべき作品ですね。PCの小さい画面で観てしまいましたが…

ラストまでアクション満載だし、スタトレを観た!っていう満足感もあるし、ベネさんファンもきっと満足なこの作品、最高でした^^