密室から黒猫を取り出す方法 北山猛邦
引きこもり気味の名探偵音野順とその友人兼助手の作家白瀬が、難事件を解決するシリーズ第二弾です。ちょうどよく図書館にあったので借りちゃいました。前作はかなりのトンデモトリックとユーモアセンスがユニークでしたが、さて今作は…？
「密室から黒猫を取り出す方法」
自殺に見せかけた密室殺人を計画した犯人は、うっかり黒猫を一緒に閉じこめてしまいます。被害者は猫アレルギーで、あせる犯人ですが…。
出ましたトンデモトリック！これ実際できるのかどうかガリレオみたいに検証してみたいです＾＾；それにこの人が作るのは絶対無理でしょうね～。でもタイトルと発想は面白いです。
自殺に見せかけた密室殺人を計画した犯人は、うっかり黒猫を一緒に閉じこめてしまいます。被害者は猫アレルギーで、あせる犯人ですが…。
出ましたトンデモトリック！これ実際できるのかどうかガリレオみたいに検証してみたいです＾＾；それにこの人が作るのは絶対無理でしょうね～。でもタイトルと発想は面白いです。
「人喰いテレビ」
人がテレビの中に吸い込まれるところを目撃した女性が現れ、その後吸い込まれた男性の遺体が発見されます。
これはほぼ予想通りの展開でした。意外だったのは女性が入っているＵＦＯ研究会のことです。何でＵＦＯ…？と思っていましたが、最後にちゃんと役立つオチがついてました(笑）
人がテレビの中に吸い込まれるところを目撃した女性が現れ、その後吸い込まれた男性の遺体が発見されます。
これはほぼ予想通りの展開でした。意外だったのは女性が入っているＵＦＯ研究会のことです。何でＵＦＯ…？と思っていましたが、最後にちゃんと役立つオチがついてました(笑）
「音楽は凶器じゃない」
音楽室で音楽教師の遺体と頭を殴られた生徒が見つかります。それを６年後に推理することになった音野と白瀬ですが…。
これもすごいなあ(笑）とっても準備するのが大変そうな凶器です。片付けるのも大変そう…＾＾；こんな時間があったらさっさと逃げた方が良さそうです。身近な物で何でも作ってしまうマクガイバーを思い出しました＾＾；
音楽室で音楽教師の遺体と頭を殴られた生徒が見つかります。それを６年後に推理することになった音野と白瀬ですが…。
これもすごいなあ(笑）とっても準備するのが大変そうな凶器です。片付けるのも大変そう…＾＾；こんな時間があったらさっさと逃げた方が良さそうです。身近な物で何でも作ってしまうマクガイバーを思い出しました＾＾；
「停電から夜明けまで」
父親に虐げられてきた兄弟は、偶然起きた停電の間に、長年暖めてきた殺人計画を実行しようとします。
順の兄音野要が活躍します。要の方がよほど名探偵らしいですね＾＾；要が順について言った「一言も喋らずに、ただ黙っていても犯人を告発することが可能」がこういう意味だったとは！暗視装置を使ったトリックもなかなかのものでした。それにしても犯人の兄の名前が「ペンタ」って…本名が出てくるかと思ってましたが最後まで出てきませんでした。実は兄はペンギンだった、っていうんじゃないかと最初は疑ってました(笑）
父親に虐げられてきた兄弟は、偶然起きた停電の間に、長年暖めてきた殺人計画を実行しようとします。
順の兄音野要が活躍します。要の方がよほど名探偵らしいですね＾＾；要が順について言った「一言も喋らずに、ただ黙っていても犯人を告発することが可能」がこういう意味だったとは！暗視装置を使ったトリックもなかなかのものでした。それにしても犯人の兄の名前が「ペンタ」って…本名が出てくるかと思ってましたが最後まで出てきませんでした。実は兄はペンギンだった、っていうんじゃないかと最初は疑ってました(笑）
「クローズド・キャンドル」
円卓の上で死んでいた男の部屋は蠟燭が無数に立てられた密室でした。探偵の琴宮はこれは殺人だと言い、音野と白瀬に挑戦してきます。
こういう蠟燭の使い方は初めて見たし、トリックとして面白かったです。琴宮の気障で性格悪そうなキャラも良かったです。
円卓の上で死んでいた男の部屋は蠟燭が無数に立てられた密室でした。探偵の琴宮はこれは殺人だと言い、音野と白瀬に挑戦してきます。
こういう蠟燭の使い方は初めて見たし、トリックとして面白かったです。琴宮の気障で性格悪そうなキャラも良かったです。
今回も前作同様楽しめました＾＾トリックについてはかなりパワーアップしてる感じです。特にキャラの設定もトリックの一部だった「停電から～」には感心させられました。
このシリーズお気に入りになったので、第三弾も楽しみです＾＾
このシリーズお気に入りになったので、第三弾も楽しみです＾＾
2010/1/9(土) 午後 5:05 チルネコ 返信する
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個人的には「踊るジョーカー」の方がバカだと思ったんですけどね＾＾；；北山さんの手にかかれば、思わぬものまで凶器と化してしまいっますからね～。どうやったらそんなバカトリック（←もちろん褒めてます）が思いつくのか知りたいくらいです＾＾
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『停電』はやっぱり好きな短編です。「ペンタ」のネーミングで疑っちゃいますよね！実際にペンギンだったというオチだとしても、ヒントが露骨過ぎな気もしますが（苦笑） 削除
2010/1/9(土) 午後 5:43 [ 彰信 ] 返信する .
＞チルネコさん
この作家さんならそういうオチもありかな…と思ったんですが＾＾；
ほら、道尾さんの例もあることですし（笑）単に自分がペンギン好きなんでしょうか＾＾； 削除 ＞彰信さん
あ、パワーアップっていうのは、感心したトリックが増えたってことで、バカミス度は下がってます（笑）でも、相変わらずのトンデモトリックが健在でホッと？しました。
それにしてもあの名前で最後まで何の説明もなく通してしまったって…謎（笑） 削除 2010/1/9(土) 午後 8:59 ねこりん 返信する
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あと一人待ちです。今月中には読めそうかな～。記事は我慢しておきますね。ところで、この間借りたと言った『ジョニー・ザ・ラビット』は冒頭読んで嫌な予感がしたので読むのをやめてしまいました・・・＾＾；；またいつかチャレンジする日が来る・・・かどうかは神のみぞ知る（笑）。 削除
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＞べるさん
田舎の小さい図書館だと、本は少ないけど待ち人数も少ないという良さがあります。「Another」も４人待ちでしたし…。でも、思わぬ時に回ってきたら困るので結局買っちゃいましたが＾＾；
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田舎の小さい図書館だと、本は少ないけど待ち人数も少ないという良さがあります。「Another」も４人待ちでしたし…。でも、思わぬ時に回ってきたら困るので結局買っちゃいましたが＾＾；
「ジョニー～」は黒べるちゃん必至ですか？（笑）そう言われるとよけいに興味が（笑） 削除
2010/1/10(日) 午前 11:05 ねこりん 返信する .
ああ！そうだ、自分の記事でペンタに触れるの忘れてた～！私も、絶対名前に何かのトリックが隠されているんだと思ってたんですよ。兄がペンギンだったらウケますよねぇ（爆）。あだ名にしても、どうしてそういうあだ名なのかを明かして欲しかったですよね。TB不調ですみませんでした。こちらからさせて頂きますね～。 削除
2010/2/4(木) 午前 0:45 べる 返信する
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と思ったのに、こっちからも出来ない！！なんで～！？？すみません・・・＾＾；； 削除
＞べるさん
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あの名前、思わせぶりですよね～。こういう読者の反応を作者は狙ってるんでしょうね＾＾；でも、ペンギンかも…と思ったのは私だけじゃないはず（違 削除
2010/2/4(木) 午後 8:52 ねこりん 返信する .
＞べるさん
ＴＢ再トライしてみましたがやっぱりだめでした＞＜
こういうこともあるんですね～。 削除
ＴＢ再トライしてみましたがやっぱりだめでした＞＜
こういうこともあるんですね～。 削除
2010/2/4(木) 午後 9:00 ねこりん 返信する
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よくこんなに独創的なトリックを考えついたもんだと感心しました（嬉）。
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特に『黒猫～』『音楽～』は大変な手間がかかりそうな大掛かりなものでしたね。手づくり感はまさにマクガイバー！懐かしくって笑っちゃいました。
キャラ達の動き、会話も楽しさが増して面白かったです。
ＴＢさせてくださいね♪ 削除
2010/4/1(木) 午前 11:37 TEA♪ 返信する .
＞ＴＥＡ♪さん
「音楽～」の凶器は、分類すると「小道具」に入るでしょうけど、手間はやたらとかかってますね＾＾；それを凶器として選ぶ必要感があまりないですよね～。音楽室には他にも使えそうな物いっぱいありそうな気がします。でも、その変な発想がこのシリーズの魅力なのかも＾＾ 削除
「音楽～」の凶器は、分類すると「小道具」に入るでしょうけど、手間はやたらとかかってますね＾＾；それを凶器として選ぶ必要感があまりないですよね～。音楽室には他にも使えそうな物いっぱいありそうな気がします。でも、その変な発想がこのシリーズの魅力なのかも＾＾ 削除
2010/4/1(木) 午後 0:32 ねこりん 返信する
