古書店の閉店&買った本

先日、ひさびさに訪れた他の市の古書店がありました。そこは大通りからやや奥まった所にあり、本の回転も今ひとつだったので、たまに近くを通ることがあってもあまり行きませんでした。
考えてみると一年近く行っていなくて、まだやっているかなあと思って行ってみると、やっていました。でも、「完全閉店、全品値札よりさらに3割引」の文字が…。ぎりぎりセーフだったのですが、やっぱりなあ、です。遠いとは言え、もう少し行けば良かったと思います。
そのうち古書店はぶくおふの一人勝ちみたいな感じになるんじゃないでしょうか。ぶくおふは好きですが、古くからの古書店がだんだんとなくなっていうのは寂しいです。他の市の駅前にたくさんあった個人経営の古書店も、次々に姿を消してしまいました。今まで通っていた古書店で、行ってみたら閉店していてがっかり…ということが何度あったことでしょう。
東京の神保町や、早稲田の古書店街に昔行ったことがありますが、いつまでも変わらないでいてくれたらいいなあと思います。

今回その閉店の本屋で買った本です。

「赤々煉恋」朱川湊人
この本屋は文庫は新刊書店のように出版社別に置いてあります。創元推理文庫の国内物がずらっと揃っていて、その中の一冊でした。連作集です。

「学ばない探偵たちの学園」東川篤哉
なぜか探偵部がある学園で起きた密室殺人事件を部員達が解決します。東川さんの作品らしいユーモアが炸裂してそうな作品です。

「虹の家のアリス」「螺旋階段のアリス」加納朋子
このシリーズは気になっていたのですが、並んで出ていたので買いました。

「本棚探偵の事件簿」喜国雅彦
古本好きなら読んでみたい本ですよね^^漫画家さんなのでイラストもとっても楽しいです。

ぶくおふからは今回は一冊。
グレート・ギャツビースコット・フィッツジェラルド 村上春樹
昔、別の人の訳で読んだ本ですが、村上さん訳で読み直してみたいと思いました。

ネット古書店です。
「悪魔の薔薇」タニス・リー
ずっと探していた「奇想コレクション」の一冊です。これで持っていないのは先日図書館で借りた「洋梨形の男」だけになりました。状態も良く、見つけて嬉しかったです^^

「ねこは青、子ねこは黄緑」パトリシア・リン・ダフィー
前に他の本のことでブロガーさんの中でも話題になってた共感覚者についてのノンフィクションです。

「変愛小説集」岸本佐知子編訳
「恋愛小説集」ではなく、「変愛」です^^; 海外物のちょっと変わった恋愛小説を集めたものです。続刊もあるようです。タイトルだけ見ても、「僕らが天王星に着くころ」「まる呑み」「柿右衛門の器」(←あくまで海外物です)など、気になります。

Self-Reference ENGINE円城塔
前から文庫を探していたのですが、やっと見つけました。二編の増補があるということで、単行本で読まれた人も読む価値ありそうです。

「沈んだ世界」J・G・バラード
主要都市のほとんどが水没した地球を描いた終末SFです。これは面白そうです^^

「すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
世界幻想文学大賞を受賞した作品です。SFではなさそうですが、期待大の一冊です。

「動乱2100」ロバート・A・ハインライン
「未来史シリーズ」の3巻目です。あと一冊で揃いますが、けっこう重いテーマなので読めるか心配です^^;

運命のボタンリチャード・マシスン
キャメロン・ディアスで映画化された原作が所収の短編集です。マシスンは読みたい作品がいろいろあります。

最近図書館もコンスタントに利用してるので、だいぶ計画的に買ってるはず…なんですが、まだまだですね^^;でもやっぱり好きな本は手元に置きたいです^^