百日紅の下にて

先日、図書館に行ったら、予約していた本が一度に3冊も回ってきてました。電話はあったのですが、まさか3冊とは…。もっとたくさん一度に回ってきた記事も、他の方のブログで読んだことがあるので、3冊なんて大したことないと思われるかもですが…。最近は仕事の関係でほぼ一週間に一冊というスローペースでしか本が読めません^^;通勤は車ですし…。ですから、3冊ということは、当然一冊読めない本が出るということです。「記事書いてる暇があったら読め」っていう声も聞こえてきそうですが^^;とりあえず、完全休養となりそうなこの日曜日と月曜日(土曜出勤の代休)で、2冊読むという壮大な?計画を立てているところです。
 
話は変わりますが、図書館に行く少し前に夕立が降ったのですが、帰る時に足元を見ると、雪のように白いものが地面に散らばっていました。「?」と思い見上げると、そこにはかなり樹齢が経っていると思われる大きな百日紅の木が…。百日紅は普通濃いピンクですが、これは純白でした。白花があることは知っていましたが、これだけ大きい木は初めて見たように思います。背が高くて目に見えるところに花がなかったせいで、今までよく通っていた場所なのに気がついていなかったんですね。そこの道はちょっと足場が良くないために、足元ばかり見て歩いていたってこともあるんですが^^;その時は携帯忘れて来てたので、天気の良い他の日に写真撮ってみました。青い空をバックに白い花がきれいです。
 
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赤花の方はよく見かけますね。昔、近くにある島のてっぺんに、旧家らしい家があり、家の隣に巨大な百日紅の木が生えているのを見たことがあります。遠目からでもそれと分かる、見事な木でした。百日紅は夏にふさわしい木ですね^^
 
そして思い出したのが横溝正史の「百日紅の下にて」これは、金田一耕助が、獄門島に向かう直前の物語です。金田一が、珍しく現場に赴かず、聞いた話だけで事件を解決するという安楽椅子探偵ものになっています。話を聞いた場所が、百日紅の木の下なんです。こちらの百日紅は赤花です。ラストの台詞にはしびれますよ~^^「殺人鬼」に所収ですので、未読の方はぜひ^^
 
暑い日が続いているので、まだまだ百日紅は元気に咲きそうです。お近くにもし百日紅がありましたら、ちょっと眺めてみるのもいいのではないでしょうか。