マイティ・ソー&アベンジャーズ

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アメリカンコミック原作の映画は、「バットマン」「アイアンマン」「ハルク」ぐらいしか観てないのですが、トム・ヒドルストンの演技を観てみたくて、借りてきた「マイティ・ソー」、偶然WOWOWでやってた「アベンジャーズ」と続けて観ました。

ソー(クリス・ヘムズワース)は北欧神話の神オーディンアンソニー・ホプキンス)の息子です。当然王位を譲られると思い上がった態度で行動し、停戦条約が結ばれている国に無理に攻め込みます。そしてオーディンの怒りを買って、力を奪われた上に、人間界に落とされてしまいます。
その間に、長年鬱屈した感情を抱いていた弟のロキ(トム・ヒドルストン)が、父親不在を良いことに王としての職務を代行し、王位を乗っ取ろうと画策します。

いかにもアメリカ的ノリのソー(クリスはオーストラリア人ですが)と、王子様的な品を漂わせるロキが対照的です。
人間界で出逢った研究者のジェーン(ナタリー・ポートマン)とソーの掛け合いを観ていると、あれ、北欧神話どこに行った?みたいな(笑)

マイティ・ソー」では父親に認められたいロキの苦悩が詳しく描かれているので、「アベンジャーズ」でもそういう背景を知って観るとだいぶ違います。
繊細なロキの心情と涙に惹かれました。ソーは…あんまり悩んでませんね(笑)

ソーの仲間として浅野忠信さんが出てます。けっこう大きい役です。台詞は多くありませんが、サムライぽい雰囲気を漂わせていてなかなかいいです。

アンソニー・ホプキンスの威厳はさすがです。オーディンは雷を司る神なので、迫力です。ソーも同じく雷が使えます。巨大なハンマーを振り回すマッチョな姿、空から雷を集め、敵に向かって放散させるのが見せ場です。クリスはすごく体格がいいので、ソーにぴったりです。
ロキは誰にでも化けられたり、分身を作ったりする能力があります。多少は観られたけれど、これは2に期待です。

北欧神話ではロキにはいい運命は待っていないようですが…。ソーだけ幸せで万々歳…みたいな終わり方はしてほしくないです。
 

 「アベンジャーズ」はコミックのヒーロー大集合で、それぞれキャラの性格が違うので面白かったです。
アイアンマンのトニー・スタークは、小気味よくぽんぽん飛び出す軽口で、メンバーのムードメーカーです。
まとめ役を買って出るキャプテン・アメリカは生真面目で、トニーとはまるで違うタイプ。でも、ちょっと古くさいヒーロー衣装を気にしてる所とか、70年ぶりに眠りから覚めたせいで機械音痴だとか笑えます(笑)
ハルクはエドワード・ノートンじゃなかったです。ちょい繊細さがなくなって、ハルク自体に近づいた気が^^;
ブラック・ウィドウとホークアイに至っては全く知らず^^;

個性的なヒーロー達が全く意見が合わず、大論争の上仲間割れっていうのがさもありなん(笑)

ロキはまたも悪役として大活躍です。
人間界とある星の間に通路を作り、モンスター達を呼び寄せたうえ、謎のエネルギー体四次元キューブを奪って逃げます。
でも、下がり眉のせいか、どことなくスネ夫ぽい小物感があって、そこがいいんですよね~。緑のマントと曲がった角の兜がかっこいい!
ハルクに散々な目に遭わされるのも、かわいそうだけどそれも何か似合ってるのが(笑)

ハルクって変身した時、どれくらい理性残ってるんでしょうね?仲間を襲ったりもありましたが…。ちょっとキャラがブレてるような気もしました。

アクションはスピード感があって楽しめましたが、ストーリーとしては「マイティ・ソー」の方が好きでした。やっぱり「マイティ・ソー」は監督がケネス・ブラナーっていうのが大きいです。
やっぱり一番おいしいところはアイアンマンでしたね。でも、トニーのあの自信を観てると、任せておけば安心っていう気がします^^

ところで、一番笑ったのがエンドロールの後にあったおまけのシーンです。
あの微妙な空気(笑)結局気が合わないヒーロー達(爆)
こういうお遊びはコミックらしくて好きです^^

さて次はいよいよ「マイティ・ソー ダーク・ワールド」です。ロキが超かっこいいらしいので楽しみです^^