SF4冊

この夏の旅行は神戸でした。
前に行ったのは阪神・淡路大震災前で、久しぶりに見た神戸の街並みは美しかったです。でも、あちこちで、震災当時の写真が掲示してあるのを見て、被害を乗り越えてきた人々の強さを感じました。

さて、どこへ行っても古本屋を見つけたら引き寄せられるのが私とダンナです。
神戸のガイドブックにも載っている、小さな古書店トンカ書店」は、明るく話し好きのオーナーさんがいて、楽しい気分にさせてくれます。

ここでダンナが見つけてくれたのが「世界SF大賞傑作選7」です。ヒューゴー賞の受賞作品が収録されていますが、巻末に伊藤典夫さんのワールドコンレポートと、掲載作品の詳細な解説が載っているのが嬉しいです。
このシリーズ、8まであるのですが順番に刊行されず、3だけが未刊のままというのが不思議です。
しかも中に「講談社文庫 推理・SFフェア」の折り込み広告が入っていて、聞いた事がないSFアンソロジーのタイトルがたくさん載ってました。ヤフオクで調べてみると表紙も見られて面白かったです。

三ノ宮駅近くの古書店では、ミステリとSFが充実していました。ハヤカワポケミスがかなりあったのですが、疲れもあってじっくり見られなかったのが今思うと残念です。
そこで見つけたのがサンリオSF文庫の
「時は準宝石の螺旋のように」 サミュエル・R・ディレーニ(当時の表記です)
「枯草熱」スタニスワフ・レム
の2冊です。両方とも単行本で復刊されているので読めますが、ディレイニーの短編集「ドリフトグラス」には収録されていない作品もあります。
「枯草熱」は「天の声」とともにスタニスワフ・レムコレクションに収録されています。
少しプレミアついてましたが、単行本が高くて手が出ないことを考えると、お得だったと思います。
それにしても、サンリオSF文庫のカバーイラストは味がありますね。

あと一冊はブックオフで、「サイバーパンクSF傑作選 楽園追放rewired」で、ギブスンやスターリング、神林長平などの作品が収録されています。

気づけばSFばかり買っていました^^;
今読んでるのもSFで、夏には必ず一冊はSFを読もう!自己キャンペーンの一環です。相変わらずの遅読ですが、8月中に記事が挙げられたらいいなと思ってます。 

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