伊坂さんの連載 その2

今朝の読売新聞の「文芸」の特集で、伊坂さんの新聞連載小説「SOSの猿」のインタビュー記事が載っていました。前回載っていたものより少し詳しく書かれていました。

・タイトルについて
「小説ってどこかでSOSを発信している人のために存在する気がする。それが核になっていますね」

・内容について
「救いを求める声に敏感な遠藤二郎が、引きこもりの青年と向き合う『私の話』」
「証券会社が300億円を失った誤発注事件の原因を、IT会社の五十嵐真が調査にあたる『猿の話』」

この2つが交互に進むそうです。
また、SOSと並ぶもう一つのモチーフとして「ドミノ倒しの因果関係」があるそうで、これは伊坂さんお得意の構成ですね。

他にモチーフとして「孔子」「エクソシスト」「引きこもり」「孫悟空」が使われているそうで、関係なさそうなこれらの断片がどんな風につながりあっていくのか…伊坂ワールドの展開が楽しみです^^

また、単行本化では、漫画作品とのコラボが考えられているそうです。

それにしてもこの記事で使われている伊坂さんの写真…もっといい写真はなかったのでしょうか^^;