珍しい本

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久しぶりに、昔からある個人経営の古本屋さんに行ってきました。

そこで見たことがない本を発見しました。
創元推理文庫、1979年初版「魔術ミステリ傑作選」(オットー・ペンズラー編)です。
奇術や魔術とミステリの融合といえばまず思いつくのがプリーストですが、この中には入ってません。

全13編のうち、知っている作家さんは、キプリング、コリア、カー(カーター・ディクスン名義)、アイリッシュ、エリン、ガードナーと、なかなかの顔ぶれです。

一編ごとに選者の前書きがあって、少し読んでみると、作者とその作品だけでなく、他の作家との関わりなども書いてあって楽しいです。

このシリーズには他に、R・ボンド編の「毒薬ミステリ傑作選」と「暗号ミステリ傑作選」があるそうです。
こちらもラインナップが良いので読んでみたいです。こういう企画でしか出会えない作品があるのがアンソロジーの面白いところです。

新装版もあったようですが、絶版です。旧版のデザイン的な表紙の方が味があると思いますが、毒薬と暗号の方が色違いの使い回しなのはよくあるパターンですね(笑)