メイズ・ランナー  監督 ウェス・ボール


迷路の壁によって閉ざされた広場に連れてこられた若者たちが、活路を切り開くストーリーです。
名前以外の記憶をなくしているトーマスは、3年間そこでコミュニティを作って暮らしているメンバー達と出会います。基本自給自足の生活をしていますが、他の必要な物資は一ヶ月に一度、新入りとともに運ばれてきます。
つまり、彼らを観察している立場の者がいるわけです。


迷路の門は昼は開いていますが、夜になると閉じます。しかも壁が動き毎日迷路のパターンが変わります。ランナーと呼ばれる俊足の精鋭部隊が迷路の探索を行っていますが、迷路の中にはグリーバーという怪物がいて、夜になると活発に動き回り、夜に迷路に取り残されると死が待っています。


勇敢なトーマス、ランナーのリーダーのミンホ、トーマスを支えるニュート、初期からいるアルビ-、マスコット的なキャラのチャック、トーマスを敵視するギャリーなど、始めに出てくるのは男子ばかりで(途中から女性も出てきますが)対立の図式もお約束の男子校っぽいノリですね。
ニュート役のトーマス・ブロディくんがかっこいいです☆「ラブ・アクチュアリー」で、リーアム・ニーソンの息子役だったそうです。「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出ているそうで、今急上昇の役者さんですね。



こういうSF系の映画は世界観が大事なので、迷路についての設定はまずまずと言ったところでしょう。迷路の変化パターンが数パターンしかなかった?のか、何とか全容がつかめたということになっていますが、あれだけ大規模の迷路、3年でよく分かったな…と思います^^;←方向音痴

グリーバーは巨大で、粘液や武器となる尻尾など、エイリアンのクイーンサイズ、という感じです。普通なら到底戦える相手じゃない気がしますが、それにそれぞれ手槍1本で立ち向かってます^^;しかもいっぱいいるし…><
そう言えば、「エイリアン2」に、ニュートっていう女の子出てましたね。もしかしてエイリアンへのオマージュという意味もあるんでしょうか?

原作があって3部作なので、いいところで終わります^^;
全体的には「ハンガー・ゲーム」と「CUBE」と「エイリアン」を足して3で割ったという感じですね。
新味はあまりないけれど、登場人物と同様に何が起きているのか分からず、どうなるのか期待しながら飽きずに観られます。
ラスト近くから、それまでとはガラッと違う雰囲気になって来てるので、パート2が楽しみです^^