村上春樹&スガシカオ

遅まきながら「ダ・ヴィンチ」10月号を読みました。巻頭のスガシカオさんのインタビューで、彼が村上春樹さんからファックスをもらったことがあるという話をしていました。デビューアルバムを送ったところ、そのファックスが届き、「村上ラヂオ」の中でアルバムについてとりあげたということが書いてあったそうです。後に出るエッセイ集の中でもスガさんについて書いているそうで、よほど気に入ったんだなあと思います。でも、デビューアルバムをいきなり村上さんに送るあたり、勇気があるなあってw

そのスガさんの行動、かつての私につながるものがあります^^;
私は村上さんからメールをもらったことがあります。以前、村上さんが「村上朝日堂」というサイトを開いていた時、多くの読者とメール交換をしました。その時のものです。

「ヤングガン」という、西部劇の映画があって、「24」のキーファー・サザーランドや、チャーリー・シーンなどが出ている映画なのですが、主要キャストの一人にルー・ダイアモンド・フィリップスという俳優がいました。この人が「ビッグ・ヒット」という映画に出ていることについて村上さんは書いていたのですが、私もちょうどルーさんの(ルー大柴みたいですね^^;)他の映画を見ていたので、その感想を書いて送ったところ、返事が来ました。その映画は「ペンタグラム/悪魔の烙印」といういかにもといった感じのホラー映画だったのですが、村上さんは「『ペンタグラム悪魔の烙印』って見たことないですね。題だけ見ると、ちょっと食指がのびないですが、機会があったら是非見てみます。B級映画って、ときどきすごく面白いのがありますよね。」と書いて下さってました。
村上さんはルーさんの名前を間違って覚えていて、私が正しい名前を教えてあげたところ、「ルー・ダイヤモンド・フィリップスですね。そうです。間違えてしまいました。ごめんなさい。」と恐れ多くも村上さんに謝らせています^^;だいたい、村上さんの間違いを指摘するあたり、スガさんと同じく怖いもの知らずですね^^;若さゆえでしょうか…w

そのメールのやり取りは、村上さんのエッセイ集「スメルジャコフ対織田信長家臣団」(すごい名前ですね)付属CD-ROMの映画コーナーの一番最初に載っています。スガさんはもらったファックスを額に入れて飾っているそうです。私はそこまではしてませんが、CD-ROMは本に入れて大切にとっています^^ いまだに村上さんの作品だけは新刊で買っている私です。

スガさんの村上さん初読は「羊をめぐる冒険」だそうで、なんと私もそうでした。「初めて洋楽を聴いた時のような不思議な感じがした」と言っていましたが、それってすごくよく分かります。「これはなんだ…!?」という感じなんですよね。伊坂さんの「オーデュボンの祈り」もそうでしたが。
スガさんの曲は「夜空ノムコウ」(作詞でしたね)と、私の好きな山崎まさよしさんとのユニット「福耳」の曲しか知りませんが、ちょっと興味をもちました^^