るろうに剣心   監督 大友啓史

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原作は未読で、キャスト以外ほとんど予備知識なしで観ました。
「るろうに」というのは「流浪人」のことで作者の造語だそうです。
江戸時代かと思ってましたが、明治時代だったんですね~
よく見たら漫画のタイトルにも明治ってついてました^^;

主人公の緋村剣心はかつては「人斬り抜刀斎」と呼ばれ、幕府方の人間を震撼させる刺客でした。
しかし、ある事件が元で「不殺(ころさず)の誓い」を立てて、るろうにとなってさすらう生活を送ります。
阿片の密売商人(香川照之)と、抜刀斎を騙る辻斬り(吉川晃司)との戦いを描くストーリーになっています。

元の剣心のキャラは絵しか知らないので、性格は分かりません。佐藤健くん演じる剣心は、笑顔がおっとりと優しくて、普段はごく普通の青年です。
でも、いざ戦うときには別人のようです。特に、抜刀斎時代の暗殺シーンでの表情…怖かったです
そう言えば、大河ドラマでも、人斬りと呼ばれる岡田以蔵の役でしたね。
つらい過去を背負っている翳りが時に垣間見えて、ハッと胸を衝かれる瞬間がありました。

殺陣のシーンではワイヤーアクションがすご過ぎます
予告で観た足元をなぎ払うような動き、スピーディーでかっこ良かったです
健くんだけじゃなく、江口さんにもワイヤーアクションがあるとは

香川さんのキャラが濃すぎ^^;
ネットで見るとかなりエキセントリックなキャラのようなので、もしかしたら、あれでもおとなしめなのかも…?
回転式機関砲っていうすごい武器が出てきましたが、この人には欠かせない武器なんでしょうか。

吉川さんはさすがの迫力です。出て来るだけでインパクト大です。相手を支配する技を発動する時の眼が底なし沼のようで怖いです

綾野剛さんも敵の一人として出て来ます。始めは二丁拳銃で、次にナイフに持ち替えて戦います。
かっこ良かったですが、剣心が強すぎるというか、運が良すぎるので^^;思ったより早く決着がついてしまうのが残念でした。

ラストシーンの剣心の笑顔がとても良かったです。薫(武井咲)が心配していたのと同じ事を私も心配していたので、予想外でした。こういう映画には珍しい、いい終わり方だなと思いました

健くんが醸し出す雰囲気に癒されましたが、けっこう残酷なシーンもあるので、お子様向けではないですね。
原作やアニメも気になるので、機会があれば見てみようと思います。
 
(追記)
私が観たのは、wowowを録画したものですが、何と今日、地上波でも放送があります!
まだの方はぜひ^^