シンデレラ  監督 ケネス・ブラナー


レディースデイだったので、地元の映画館に来ていた「シンデレラ」を娘と一緒に観てきました^^
ネタバレもありますので、未見の方はご注意下さい

主役のリリー・ジェームズは「ダウントン・アビー」、王子役のリチャード・マッデンは「ゲーム・オブ・スローンズ」と、ドラマで脚光を浴びた二人です。
リリーちゃんは、ほんわか愛らしい顔立ちですが、キリッとした眉毛が意志が強そうな感じを出していますね。
リチャードさんは、わりと濃い系の顔ですが、目がきれいでした^^


継母にはケイト・ブランシェット、フェアリーにヘレナ・ボナム・カーターと大物女優を配しています。
フェアリー、好きでしたね~^^
時々魔法が失敗しちゃうこともあるし、カボチャを温室の中で馬車に変えるなんて、誰が見てもどうなるか予想つくでしょ…^^;
でも、そういうところがかわいらしいし、おばあちゃんからフェアリーへ変わるところなんか、素敵でした^^ 白のドレスも、最近悪い魔法使い役が印象的な彼女なので、何だか新鮮でした。
ケイトさんはさすがの迫力、意地悪な継母役、とっても楽しそうに演じてました♪



初めに森で出会った二人の会話で、エラ(シンデレラ)が自分の思う事を王子にはっきりと伝えるところ、好きです^^見た目の美しさだけでなくて、内面の良さを王子に感じさせるシーンがあるのはいいですね。馬に乗るシーンが多かったのですが、颯爽としていて素敵でした。
王子の方も、父親を大切に思いつつも、思うところは曲げない毅然としたところがあって良かったです。
王子の側近である大尉も頼りになる役柄で、出てくるとホッとさせられました。


一番好きなのは、なんと言っても、魔法で服や馬車や、付き人などが出てくるシーンです。青いドレスの目が覚めるような美しさと来たら…私が今まで見たドレスの中で、一番素敵かも…と思いました。
カボチャの馬車は豪華としか言いようがないし、ネズミやトカゲやアヒルが、こんな風に変わって行くのか…という変わる過程も面白かったです^^トカゲの付き人さん好きでした^^
やっぱり魔法っていうのは大人にとっても夢があるなあ~と改めて思いました


舞踏会のシーン、素敵でした
この大広間は実際に建てられた本物だそうで、ベネチアンガラスで作られたシャンデリアを始め、絢爛豪華なセットの素晴らしさを堪能しました。
ダンスで、ファサッと広がる青いドレスに目を奪われましたが、リリーさんのウェストの細さにもびっくりです。相当締め付けてるんだろうと思いましたが、インタビューを読むと、コルセットがきつくて息ができないくらいだったとか。ドレスも三十層も生地が重ねられた重い物で、その重さを感じさせないように踊るのは大変だったらしいです。
魔法だけでなく、俳優さんも私たちに夢を与えてくれているのですね^^



スワロフスキーを使ったガラスの靴も、ほんとにキラキラと輝いていて、これこそ重要アイテム!という感じでした。
ガラスの靴だけ魔法が解けなかったのは、元の靴を変化させたのではなく、フェアリーからのプレゼントだったのでは?と思います。
継母が、もう片方のガラスの靴を投げて壊してしまって、その一部を大公の所に持って行って悪巧みする…というのは原作にはなかったような気がするのですが、どうでしょうか?

原作にあるような、姉たちが無理に靴を履くために踵やつま先を切り落とすシーンはさすがにありませんでした^^;
姉たち、いつも色違いでお揃いの服を着ていて、何だかバタバタしていて面白かったです(笑)

結婚式の衣装、エラのウェディングドレス、花の刺繍がかわいくて豪華でした。王子の服もかっこ良かったです。
エラが幸せになったのが素直に喜べる、無理のないストーリー展開で、終始温かい気持ちで観る事ができました。
「勇気と優しさを持つ」というということを信条に、つらい中でも生き抜いていく事が幸せにつながるというおとぎ話を、シンプルだけど華麗に描いて見せたケネス・ブラナー監督、さすがの手腕でした^^

あと、エンドロールの時の、吹替の高畑充希さんと城田優さんの歌が素晴らしかったです
もし日本版だったら、この二人が主役でミュージカルでもいいかも、と思いました。