2008-01-01から1年間の記事一覧

流星の絆  東野圭吾

ドラマが始まらないうちに…と大あわてで読み始めましたが、終わらないうちにドラマスタート…。クドカン調全開で、途中からだんだん見る意欲を失ってきたのですが、原作を読み終わると、これはもう一度第1回を見た方がいいかな~という気持ちになりました。 …

サイン本あれこれ

伊坂さんの「モダンタイムス」が発売されましたね。明日買いに行く予定です^^ 今度新刊が出たら、サイン本を手に入れたいと思っていました。通販で買えることがあると聞いたからです。それで、講談社にサイン本の発売予定があるかメールで聞いてみたところ…

きのうの世界  恩田陸

上司の送別会の最中に失踪した市川吾郎は、一年後ある町で死体となって発見されます。その後、市川の足跡をたどる人間が町に現れ、市川はその町で何かを調べていた事、また、特殊な能力を持った人間であったことが分かります。そして町の秘密が少しずつ明ら…

ゆれる  監督 西川美和

長年ガソリンスタンドを営む家の兄弟。兄の稔は家業を継ぎ、温厚でまじめな人柄で、職場の人々にも慕われています。奔放な性格の弟の猛は家を飛び出し、東京でカメラマンとして成功を収めています。 母の法事のために久しぶりに帰省した猛は、稔が、昔の恋人…

痙攣的~モンド氏の逆説~  鳥飼否宇

九大理学部生物学科卒で、昆虫が探偵役をつとめる作品などで知られる作家さんです。「密林」も昆虫関係なので、その方面の研究をされていたのかも。 「痙攣的」は、芸術をモチーフにした連作短編集です。ロック、現代アート、イリュージョニストなどが取り上…

ストーリーセラー  有川浩

雑誌「Story Seller」の中の一編です。中編といってもいい長さでした。 主人公の妻は、世界に一つしか例がない病気「致死性脳劣化症候群」に罹ってしまいます。 生命を維持するために必要な脳の領域が、思考することで失われていくという症状です。 小説家で…

新世界より  貴志祐介

2日で上巻どころか下巻まで一気読みしてしまいました。まさに一心不乱の読書でした^^;こういう世界を作り上げた貴志さんには驚きの一言です。 ある年頃になると発現する呪力(サイコキネシス)を持つ人類による世界。子ども達は大人達によって完全に管理…

休日の幸せ&グリムス

復帰してまだ3日間しか働いていませんが、2日目に仕事上の大きなイベントがあって、かなり疲労困憊しました^^; 立ち仕事がメインのため、2ヶ月間ほとんどPCの前に座っていた私は、長距離歩いたかのような筋肉痛に悩まされています^^; それはとも…

いよいよ復帰

2ヶ月の療養期間が終わり、今日から職場復帰しました。 ひさびさの職場は、いつも以上に熱気と活気を感じ、暑気あたりしました^^; それで読書ペースが今までより落ちそうなので、あまり更新できなくなるかも知れませんが、がんばって せめて土日には本の…

伊坂さんの連載 その2

今朝の読売新聞の「文芸」の特集で、伊坂さんの新聞連載小説「SOSの猿」のインタビュー記事が載っていました。前回載っていたものより少し詳しく書かれていました。 ・タイトルについて 「小説ってどこかでSOSを発信している人のために存在する気がす…

カラスの親指  道尾秀介

同僚の借金の保証人になったことから転落人生を歩み、家族を亡くした上、取り立て屋をやって他人の家庭をも不幸に陥れた過去のある武沢。ある日出会った入川と組んで詐欺を働いて暮らしています。 その2人の生活に、ある姉妹と姉の恋人の3人が加わり、おか…

か行の作家

【か】 ☆ ジョン・ディクスン・カー ・魔女の隠れ家 ☆ キアラン・カーソン ・シャムロック・ティー ☆ 海堂尊 ・ジェネラル・ルージュの凱旋 ☆ アンドリュー・カウフマン ・銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件 ☆ 加藤シゲアキ ・傘をもたない蟻たちは ☆ …

サクリファイス  近藤史恵

スポーツにはあまり興味がなく、特に自転車ロードレースなど全く違う世界の話なのですが、この作品には圧倒されました。 白石はもともと陸上の中距離選手でしたが、走ることを楽しいと思えず、自転車ロードレースに転身します。そこで、チームのエース石尾の…

伊坂さんの連載

今朝の読売新聞に載っていたのですが、10月4日から伊坂さんの小説の新聞連載が始まるそうです。 題は「SOSの猿」です。題だけ見ると道尾秀介さんの作品ぽいですw 伊坂さんはある記事で「SOS」の文字を目にした時にその意味が気になり、辞書で調べ…

28日後…  監督 ダニー・ボイル

「バイオハザード」系ホラーです。「アイ・アム・レジェンド」に設定がよく似ているそうですが、そっちは未見なのでよく分かりません^^; ウィルスに感染した実験用のサルが逃がされ、そこから感染が広がり、イギリスは壊滅状態になります。事故で昏睡状態…

ミスト  監督 フランク・ダラボン

ずいぶん前にキングの短編集でこの原作を読みました。この作品だけは中編で、文庫の3分の2を占めてました。 得体の知れない霧に囲まれ、スーパーマーケットに閉じこもった買い物客たち。霧の中からは、見たこともない生物が次々に現れ襲いかかってきます。…

扉は閉ざされたまま  石持浅海

前に年末ベスト10で話題になった作品ですが未読でした。先日ドラマ化されたものをDVDで見たので、ようやく私設図書館から陽の目を見ました^^; 大学のサークルの元メンバーたちが、久しぶりに集まります。場所はメンバーの1人安東の兄の持ち家である…

Sweet Rain 死神の精度  監督 筧昌也

原作からミステリー系の作品を省いて、「死神の精度」「死神と藤田」「死神対老女」の3つのパートからできてます。 まず、配役がすばらしいです。死神の千葉を演じるのに、日本人でありながら無国籍な雰囲気の漂う金城武さんはぴったりだと思います。小西真…

夏期限定トロピカルパフェ事件  米澤穂信

病院の長い待ち時間に一気読みしましたw 「春期限定いちごタルト事件」は、日常の中にあるちょっとした事件を解決するというかわいらしい話でした。でも、「復讐心」という狼を抱えた小佐内さんと、「智恵者」という狐を抱えた小鳩君には、何かしら不穏なも…

赤い指  東野圭吾

先に「嘘をもうひとつだけ」を読んで、何となく加賀刑事に好感を持ったので、この作品を読んでみることにしました。でも、加賀さんはもっと前からの登場だったんですね~^^; 妻からの動転した電話で家に帰った前原は、庭に幼い少女の遺体が置かれているの…

鳥が来た

と言っても、グリムスの中の話です。 樹の成長だけじゃなくて、こういう楽しみもあるんですね^^ 他にはどんな生き物が来てくれるのでしょうか♪ ゲストブックの本物のグリムスでは、鳥さんはあっち向いたりこっち向いたりして動いてますw

グリムス

ゲストブックに貼っているブログパーツのスペースが一つ空いていたので、何かいいのないかなと探していたのですが、「グリムス」を見つけました。 グリムスはブログに記事を書くことで樹が成長するブログパーツです。大人の樹になるまでの成長パターンは3000…

虫とけものと家族たち  ジェラルド・ダレル

ダレルさんが家族と一緒にギリシャのコルフ島に住んだ5年間のことを書いたのがコルフ島3部作です。「虫とけものと家族たち」はその一作目です。2作目の「鳥とけものと親類たち」と合わせて、昔、母が買ってくれた物です。 子どもの時から私は、ダレルさん…

ぺんぺん君その後

ブログペットについて調べていたら、専用の背景やフレームを配布しているサイトがいっぱいあることを知りました。それで、フリーの背景を頂いてきました。ぺんぺん君は今は書斎に住んでます^^ 育てると話す言葉も長くなるそうです。ペットが記事を書いたり…

村上春樹&スガシカオ

遅まきながら「ダ・ヴィンチ」10月号を読みました。巻頭のスガシカオさんのインタビューで、彼が村上春樹さんからファックスをもらったことがあるという話をしていました。デビューアルバムを送ったところ、そのファックスが届き、「村上ラヂオ」の中でア…

本をもらった&ブログペット

東野圭吾さんの特設サイト「倶楽部ガリレオ」で、東野さんへのファンレターを募集してたので、書いてみました。各月5名ほど希望の文庫本が2冊もらえるということでした。 コーナーのオープンが8月末からで、私がどうもトップバッターだったらしく、8月に…

Welcome!

☆ 木の葉郵便にようこそ ☆ 私設図書館も容量オーバー、本の重さが堪える年になったので、最近は電子図書を愛用していますが、本と読書への愛情は変わらないねこりんです。ヤフブロからお引っ越ししてきました。 読書をこよなく愛する皆さん、また、このブロ…

魔王  伊坂幸太郎

自分の思ったことを人にしゃべらせることのできる「腹話術」という能力をもった青年と、別の能力をもった弟が、カリスマ的な指導者に対峙していきます。 「グラスホッパー」のような、動きのある話だと思っていたのですが、全体的に淡々とした雰囲気で驚きま…

最近買った本

☆bookoffで買った本 ・サクリファイス 近藤史恵 ベスト10を賑わわしたスポーツミステリです。そういうの自体読むのは初めてだし、自転車レースもなじみがないので、読むのが楽しみです^^ ・シャーロックホームズのSF大冒険(上下) マイク・レズニック他 こ…

グラスホッパー  伊坂幸太郎

伊坂さんが書いたのでなかったら、読まなかったタイプの話だと思います。ハードボイルドが苦手なので。でも、登場人物の呼び名「蝉」「鯨」「スズメバチ」「槿」で、実在の土地が舞台でも、違う世界に迷い込んだような気分になります。 蝉と鯨、槿のキャラク…