2013-01-01から1年間の記事一覧
感情をもたない「脳男」鈴木一郎が、犯罪者に鉄槌を下す、ダークヒーローアクションです。 そうなんです。原作はそんな感じだけじゃないですよね。 でも、映画は…。 原作のミステリ部分はばっさりカット。 原作で男性だった爆弾魔が女性になっているのは、最…
「死神の精度」の千葉が、長編で帰ってきました。 微妙にずれた受け答えが楽しく、死神なのにキュートなキャラクターなのがお気に入りです。 担当になった人間のそばに現れ、一週間一緒に過ごしながら観察し、可(死亡)か、不可(生存)かを決定します。 音…
バレー部のキャプテンである桐島が、友人の誰にも知らせることなく部活をやめてしまいます。 それを人づてに知った、桐島をとりまく学生達の動揺や、これをきっかけに変わろうとし始める姿を描く作品です。 この物語には、最後まで桐島は出てきません。桐島…
観たのはだいぶ前ですが、何となく記事にするタイミングを逃し…^^; アラシゴト一段落で、ようやくUPです TVの「風祭警部の事件簿」や、宣伝番組のおかげで期待度大で観に行きました 舞台は豪華客船 良いですね~一生乗ることはない気がしますが^^…
相変わらず面白いです! 文庫本上下で約千ページですが、長さが全く気になりません^^ イギリスのデントン署の名物警部であるジャック・フロストの、八面六臂の活躍を描いたシリーズの最新作です。 モジュラージャック型と呼ばれる、1つの事件を追ってい…
この夏、古本で単行本をけっこう買いました。 まずはこれから紹介します。 「私と踊って」 恩田陸 恩田さんの短編集は大好きなので、楽しみです^^ 「ノックス・マシン」 法月綸太郎 法月さんの本は久しぶりに買いました。ミステリとSFの融合というところ…
「ハーモニー」以来ひさびさに読んだ日本SFです。 この「NOVA」のシリーズは全て書き下ろしなのが嬉しいです。 全11作の中から、印象的な作品を挙げます。 「忘却の侵略」 小林泰三 実際に観察するまでは、その状態が定まらないという「シュレディン…
地元の映画館にようやく今来てるので、レディースデーに観に行ってきました 「ダ・ヴィンチ」の読者アンケート第1位になったキャスティングだけあって、岡田くんと奈々ちゃんはベストマッチでした 冒頭、良化隊によって本が燃やされる様子には胸が痛み、そ…
原作は未読で、キャスト以外ほとんど予備知識なしで観ました。 「るろうに」というのは「流浪人」のことで作者の造語だそうです。 江戸時代かと思ってましたが、明治時代だったんですね~ よく見たら漫画のタイトルにも明治ってついてました^^; 主人公の…
森見さんの作品にもまだ数冊読んでいないものがあって…「聖なる怠け者の冒険」に、「有頂天家族」とのリンクがあると知り、まずこれを読んでおかないと、と手に取りました。 下鴨神社を囲む糺の森に住む狸の一家と、叔父一家との攻防をメインに、それを彩る…
夏ドラマが続々と始まってますが、特に期待せずに見始めて、気に入ったドラマをご紹介します。 まず日曜劇場の「半沢直樹」です。 私の好きな堺雅人さん主演で、池井戸潤さん原作です。 でも、銀行の融資についての話と知ってあまり食指が動かず…←政治経済に…
動物園経営者の一家がインドからカナダに移住する時に船が転覆し、生き残った少年パイがベンガルトラとボートで漂流する物語です。 アカデミー賞で、監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞の最多4部門を受賞しました。 公開時は3Dです。 ややネタバレありま…
最後に京都に行ってからずいぶんと年月が経ち…いつかまた京都に行きたいと思い続けています。 でも、ベストシーズンには仕事の都合でなかなか行けず、散策には不向きな夏に行くしかないなあ…と。そんな時に見つけたのがこの京都特集です。「夏の京都は最高で…
桜庭一樹さんが絶賛しているキアラン・カーソンという作家さんに、以前から関心を持っていました。「琥珀捕り」と「シャムロック・ティー」どちらも素敵な装丁で、各章のタイトルも何とも魅力的。まず本作から読んでみることにしました。 シャムロックとは、…
日本や世界の珍しい気象や地質が、美しい写真で紹介されています。 とにかく写真のクォリティが素晴らしいので、見入ってしまいます。 「光の神秘」「雲の神秘」「氷の神秘」「太陽と月の神秘」「海と大地の神秘」の5つの章で構成されています。 メジャーな…
古本単行本です。 「満月ケチャップライス」 朱川湊人 家族もののハートフルストーリーのようです。タイトルと、表紙のイラストが素敵です。 「蜂蜜秘密」 小路幸也 何てかわいらしい装丁^^ 小路さんには珍しい感じのファンタジーです。 「もうひとつの街…
井上雅彦さんが編纂する、新たな異色作家短篇集です。 微妙なニュアンスで終わる作品が多く、読者の読み取り方に委ねられている、という感じではないでしょうか。実際、自分の解釈で正しいのか悩んだ作品も。 第一部「犯罪と幻想」、インターミッション、第…
「空飛ぶ広報室」終わっちゃいましたね~。 原作を読む予定がなかったのに、ドラマの面白さに惹かれて、買って読みました。 自衛隊のことをほとんど知らずにいた私。 この本こそ、そんな私への広報室でした。 原作の最後にあった、「あの日の松島」 東日本大…
積読本が多いうちの書庫「私設図書館」について今日は語ってみようかと。 読書好き同士で結婚したということもあり、家には最初から書庫があります。 あまり広くはありません。 手前に一部屋、奥に作り付けの本棚で構成された廊下程度の幅の部屋。 そのうち…
ちょっと軽めのミステリが読みたいと思ってお蔵出ししてきました。 所長の古谷は資産家の三男坊。親の持ち物であるビルの空きテナントを利用して探偵社を開きます。相棒の井上は古谷の同級生で元は新聞記者でしたが、体調を崩して休んでいるところに、古谷が…
思わせぶりなプロローグから始まった第三弾です。 第一話は「たんぽぽ娘」 ヒトリ書房の店主が買った「たんぽぽ娘」が行方不明になり、店主は何と栞子さんを疑います。 古書市場での取引の様子が書かれていて興味深かったです。 それにしても、ヒトリさんは…
アンリ・ルソーの大作「夢」と非常によく似た作品「夢をみた」の真贋探索を通して、ルソーと彼の絵を巡る人々の思いを描いた作品です。 ルソーの絵は知っていました。寓話的なイメージの作品だなと。 「日曜画家」と陰口を叩かれ、生前はほとんど評価される…
先日、田舎の山道を歩く機会がありました。路肩には、ヒメジョオン、キツネノボタンなどの春の花が咲き乱れ、自然の気持ちよさを感じながら歩きました。 家の庭も、植えていない花がどこかから種を飛ばしてやってきて、咲いています。 手つかずの場所があれ…
今回はネット書店です。 新刊単行本です。 「たんぽぽ娘」 ロバート・F・ヤング 待たされました~。河出の「奇想コレクション」もこれで最終巻です。 今まで読みたかった人も、これで読めますね^^ 新刊新書です。 「世界の四大花園を行く」 野村哲也 砂漠…
生物学を専攻するケンブリッジ大学院生の7人はマイクロテクノロジーを扱うNanigen(ナニジエン)社に招かれます。 一方で、Nanigenの技術責任者であるエリックが行方不明になります。院生の一人で弟のピーターは、事件を追ううちに会社が関わる犯罪を知り…
航空自衛隊の有望な若手パイロットの空井大祐は、事故で足を痛めてパイロットの資格を剥奪されてしまいます。そして新しく配属されたのは航空幕僚監部広報室でした。一方、警視庁付きの記者だった稲葉リカは強引な取材態度が軋轢を生み、情報番組のディレク…
自殺に失敗した売れない役者の桜井(堺雅人)は、銭湯で転んで意識不明になった男(香川照之)のロッカーの鍵を自分の物と交換します。男の金を使って借金を返し、豪勢な暮らしを手に入れますが、思わぬトラブルに巻き込まれます。 転んだ男の正体は伝説の殺…
うちの家族は全員読書好きで、旅行に行っても書店&古書店巡りははずせません。 今年のGWも福岡に行きましたが、古書店が軒並み2割引セールをやっていて、買わずにはいられなくて大荷物になりました^^;旅行先だと、さすがに単行本はよほどほしい本だけ…
奥田浩介は、会社同士の打ち合わせで、中学校の同級生だった渡来真緒と再会します。 勉強ができず、いじめられていた彼女は、仕事ができる魅力的な女性に成長していました。 お互い心惹かれた二人はつきあい始めます。 潤くんと上野樹里ちゃんで映画化されて…
再開したライムシリーズが面白すぎて、続けて第3弾です。 脊椎の手術のためにノースカロライナを訪れたライムとアメリアは、男性を殺害し女性を誘拐した少年を捜索するように地元警察から要請されます。 今回の設定で面白いのは、表紙にスズメバチが描かれ…